特許
J-GLOBAL ID:200903057991538809

搬送波再生回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 毅巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-013736
公開番号(公開出願番号):特開平9-214578
出願日: 1996年01月30日
公開日(公表日): 1997年08月15日
要約:
【要約】【課題】 QAM方式の搬送波再生回路に関し、正規信号点の配置形状が正方形でないQAM方式においても、非同期時に位相誤差判定を行うことができ、同期引き込みができるようにすることを課題とする。【解決手段】 非同期時に、第1の領域判定手段5が、第1の領域内にベースバンド信号が存在することを検出して第1の信号を出力する。また、第2の領域判定手段6が、第2の領域内にベースバンド信号が存在することを検出して第2の信号を出力する。第1の信号が出力された時点を中心に所定時間に亘って第2の信号が出力されていないならば、選択出力手段7が、第1の信号が出力されたときのベースバンド信号について位相誤差検出手段3の検出した位相誤差量を制御信号作成手段4へ出力し、一方、所定時間の間に第2の信号が出力されているならば、選択出力手段7が、第1の信号が前回出力されたときのベースバンド信号について位相誤差検出手段3の検出した位相誤差量を制御信号作成手段4へ出力する。
請求項(抜粋):
正規信号点配置形状が正方形でない多値直交振幅変調方式の搬送波再生回路において、制御信号に応じた周波数および位相を持った搬送波を出力する搬送波出力手段と、前記搬送波を用いて入力信号を直交復調してベースバンド信号を出力する直交復調手段と、前記ベースバンド信号の位相平面上における位置と、位相平面上で予め定められた複数の正規信号点のうちの対応の信号点の位置との位相誤差量を検出する位相誤差検出手段と、前記位相誤差量を基に、当該位相誤差が減少するように前記制御信号を作成する制御信号作成手段と、位相平面上において、中心から最も離れた各象限内の2つの信号点を中心に占有する8つの小領域から成る第1の領域内に、非同期時にベースバンド信号が存在することを検出して第1の信号を出力する第1の領域判定手段と、位相平面上において、正規信号点配置位置よりも外側に、位相平面の各軸を中心に占有する4つの小領域から成る第2の領域内に、非同期時にベースバンド信号が存在することを検出して第2の信号を出力する第2の領域判定手段と、前記第1の信号が出力された時点を中心に所定時間に亘って前記第2の信号が出力されていないならば、前記第1の信号が出力されたときのベースバンド信号について前記位相誤差検出手段の検出した位相誤差量を前記制御信号作成手段へ出力し、前記所定時間の間に前記第2の信号が出力されているならば、前記第1の信号が前回出力されたときのベースバンド信号について前記位相誤差検出手段の検出した位相誤差量を前記制御信号作成手段へ出力する選択出力手段と、を有することを特徴とする搬送波再生回路。

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