特許
J-GLOBAL ID:200903057994092348

レイク受信回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-217423
公開番号(公開出願番号):特開平10-065573
出願日: 1996年08月19日
公開日(公表日): 1998年03月06日
要約:
【要約】【課題】 スペクトル拡散方式に基づく移動通信システムの受信局に設けられるレイク受信回路の通信品質の劣化を防止する。【解決手段】 同期捕捉回路120 は受信信号inの3個の同期位置を捕捉し、該各同期位置に対応した位相情報S120a,S120b,S120c を同期追跡回路130,160,180 へ出力する。同期追跡回路130,160,180 は、位相情報S120a,S120b,S120c を初期位相として受信信号inの同期を追跡して復調用疑似ランダム信号S130m,S160m,S180m を生成する。シンボル復調回路140,170,190 は、復調用疑似ランダム信号S130m,S160m,S180m に基づいて受信信号inのシンボルを復調する。復調されたシンボルのパワーは比較判定回路144,174,194 で閾値と比較され、閾値よりも低い場合、当該の比較判定回路から当該の同期追跡回路に対して基準となるタイミングで復調用疑似ランダム信号を発生する指令を送出する。
請求項(抜粋):
スペクトル拡散方式に基づく移動通信システムの受信局に設けられ、空間伝搬路を伝わって来た受信信号に含まれる疑似ランダム信号と前記受信局の内部で生成した疑似ランダム信号との相関をとることによってN個(N;3以上の整数)の同期位置を捕捉し、該受信局の内部で生成した該各同期位置における疑似ランダム信号と該受信信号に含まれる疑似ランダム信号との位相差であるN個の位相情報を生成する同期捕捉回路と、前記各位相情報を初期位相として同期追跡を行って復調用疑似ランダム信号をそれぞれ生成するN個の同期追跡回路と、前記受信信号と前記各復調用疑似ランダム信号とに基づいて該受信信号のシンボルをそれぞれ復調するN個のシンボル復調回路と、前記各シンボル復調回路から同一時刻に出力された各シンボルを合成する合成器とを、備えたレイク受信回路において、前記各同期追跡回路は、前記受信信号と、前記初期位相に対して位相の進んだアーリ疑似ランダム信号との相関値をシンボル毎にそれぞれ求める第1の相関回路と、前記受信信号と、前記初期位相に対して位相の遅れたレイト疑似ランダム信号との相関値をシンボル毎にそれぞれ求める第2の相関回路と、前記第1の相関回路から出力された相関値に対して数シンボル分の平均化を行い、第1の平均値を求める第1の平均化回路と、前記第2の相関回路から出力された相関値に対して数シンボル分の平均化を行い、第2の平均値を求める第2の平均化回路と、前記第1の平均値と前記第2の平均値との差分値を求める差分回路と、前記差分値に基づいたタイミングで前記アーリ疑似ランダム信号、前記レイト疑似ランダム信号及び前記復調用疑似ランダム信号を発生する疑似ランダム信号発生器とをそれぞれ備え、前記各シンボル復調回路は、前記受信信号と前記復調用疑似ランダム信号との相関値である第3の相関値をシンボル毎にそれぞれ求め、該第3の相関値に基づく値を前記受信信号のシンボルとする第3の相関回路と、前記第3の相関値に基づく値と予め設定された閾値とを比較して該第3の相関値に基づく値が該閾値よりも小さいとき、該当する同期追跡回路に対して前記疑似ランダム信号発生器が基準となるタイミングで前記アーリ疑似ランダム信号、前記レイト疑似ランダム信号及び前記復調用疑似ランダム信号を発生する指令を送出する比較判定回路とを、それぞれ備えたことを特徴とするレイク受信回路。
IPC (2件):
H04B 1/707 ,  H04L 7/00
FI (2件):
H04J 13/00 D ,  H04L 7/00 C

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