特許
J-GLOBAL ID:200903057995104277

電気自動車用誘導モータ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 純之助 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-192344
公開番号(公開出願番号):特開平7-046708
出願日: 1993年08月03日
公開日(公表日): 1995年02月14日
要約:
【要約】【目的】定常損失と過渡損失の両方を低減できると共に、バッテリの残存容量が低下した時には過渡損失を通常時よりも低減し、かつ運転者に残存容量低下を体感させることのできる電気自動車用誘導モータ制御装置を提供する。【構成】一般的なベクトル制御演算部(13、16〜19)に加えて、トルク指令値に応じて誘導モータの定常損失を最小とする回転子磁束を演算する定常損失最小磁束演算部11と、上記定常損失最小磁束を入力し、ローパス特性を有する伝達関数に基づいて目標磁束および目標磁束の一階微分値を演算する目標磁束演算部12と、上記トルク指令値から所定の伝達関数に基づいて誘導モータの目標トルクを演算する目標トルク演算部15とを備え、さらにバッテリの残存容量を検出する残存容量検出部(14の一部)を設け、その残存容量に応じて上記目標磁束演算部と目標トルク演算部の伝達関数を変えるように構成した。
請求項(抜粋):
トルク指令値と誘導モータの回転速度とに応じて電流指令値を算出し、その電流指令値に対応した多相交流電流で誘導モータを駆動する誘導モータ制御装置において、誘導モータの駆動電力を供給するバッテリの残存容量を検出する残存容量検出部と、与えられたトルク指令値において誘導モータの定常損失を最小とする回転子磁束を演算する定常損失最小磁束演算部と、上記定常損失最小磁束を入力し、上記残存容量に応じて定まるローパス特性を有する伝達関数に基づいて目標磁束および目標磁束の一階微分値を演算する目標磁束演算部と、上記トルク指令値から上記残存容量に応じて定まる伝達関数に基づいて誘導モータの目標トルクを演算する目標トルク演算部と、上記誘導モータの回路定数に基づき、上記目標磁束と上記目標磁束の一階微分値と上記目標トルクと上記誘導モータの回転速度とに応じて上記電流指令値を演算するベクトル制御演算部と、上記誘導モータに流れる電流を上記電流指令値に追従させるモータ駆動部と、を備え、上記誘導モータの出力トルクを上記目標トルクに対応した値とするように制御する電気自動車用誘導モータ制御装置。
IPC (4件):
B60L 9/18 ,  B60L 3/00 ,  H02P 21/00 ,  H02P 5/41 302

前のページに戻る