特許
J-GLOBAL ID:200903058016813595

既存建物の耐震補強構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-189525
公開番号(公開出願番号):特開2001-020533
出願日: 1999年07月02日
公開日(公表日): 2001年01月23日
要約:
【要約】【課題】動線、採光、通風など居住空間の快適性を損なわずに、既存建物の剛性と耐力を確実に向上させる既存建物の耐震補強構造を提供する。【解決手段】既存柱2と、下部の既存梁4の上面(床面)及び上部の既存梁4の下面(天井面)とで囲まれた構面5に、既存柱に接した状態で補強用袖壁6、8を設ける。一方の補強用袖壁6は、多数の矩形状の開口部6aを設けた鉄筋コンクリート製の壁であり、他方の補強用袖壁8も、複数の矩形状の開口部8aを設けた鉄筋コンクリート製の壁である。これら鉄筋コンクリート製の補強用袖壁を形成するには、既存柱、既存梁に複数のアンカー10を打ち込み、これらアンカーに袖壁用鉄筋12を縦横に配筋し、開口部6a、8aを形成する位置に矩形状の筒体を配置し、構面に沿って袖壁用鉄筋の両外側に型枠を配置した後に型枠間にコンクリートを打設する。そして、コンクリートが硬化した後に型枠、筒体を取り外すと、既存柱2に接した補強用袖壁6、8が形成される。
請求項(抜粋):
既存建物の柱及び梁に囲まれた構面の一部に、光が透過し、或いは風が通過する複数の開口部を備えた補強用袖壁を配置するとともに、地震などにより水平外力が前記柱に入力した際に、降伏耐力を超える圧縮力、せん断力等が前記補強用袖壁に作用し、前記柱より先に前記補強用袖壁が破壊する構造としたことを特徴とする既存建物の耐震補強構造。
Fターム (2件):
2E176AA01 ,  2E176BB28

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