特許
J-GLOBAL ID:200903058072609682
ロボットアーク溶接のアークスタート制御方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中井 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-000999
公開番号(公開出願番号):特開2002-205169
出願日: 2001年01月09日
公開日(公表日): 2002年07月23日
要約:
【要約】【課題】 溶接ワイヤ1を被溶接物2へ前進送給して接触すると小電流値の初期電流Isを通電すると共に溶接ワイヤ1を後退送給し、この後退送給によって溶接ワイヤ1が被溶接物2から離れて初期アーク3aが発生すると、溶接ワイヤ1を再び前進送給すると共に定常の溶接電流Icを通電するアークスタート制御方法において、上記の前進送給から後退送給への切換時及び後退送給から再前進送給への切換時の応答遅れ時間によってアークスタート不良が発生する。【解決手段】 ロボットアーク溶接において、上記の前進送給に代えて送給を停止したままでマニュピュレータを前進移動させてワイヤ先端を被溶接物へ近づけ、かつ、上記の後退送給に代えてマニュピュレータを後退移動させてワイヤ先端を被溶接物から遠ざけることによって上記の応答遅れ時間を大幅に短くすることができるので、良好なアークスタートを行うことができる。
請求項(抜粋):
溶接電源装置によって溶接電圧を印加して溶接ワイヤと被溶接物との間にアークを発生させると共に、溶接ロボットのマニュピュレータに取り付けられた溶接トーチを移動させて溶接する消耗電極式のロボットアーク溶接において、溶接開始信号が入力されると前記溶接トーチを予め教示された溶接開始位置に移動させて、前記溶接開始位置に到達後は前記溶接トーチを略溶接ワイヤの送給方向に移動させてワイヤ先端を前記被溶接物に近づけていき、前記ワイヤ先端が前記被溶接物に接触したことを判別すると予め定めた小電流値の初期電流を前記溶接電源装置から通電すると共に前記溶接トーチを略溶接ワイヤの送給方向とは逆方向に移動させて前記ワイヤ先端を前記被溶接物から遠ざける後退移動を行い、前記後退移動によって前記ワイヤ先端と前記被溶接物とが離れると前記初期電流が通電する初期アークが発生して、前記初期アーク発生状態を維持したままで前記後退移動を継続し前記溶接トーチが前記溶接開始位置に復帰すると前記後退移動から予め教示された溶接方向への移動に切り換えて、同時に前記溶接ワイヤの送給を開始すると共に定常の溶接電流を通電することによって前記初期アーク発生状態から定常のアーク発生状態へと円滑に移行させるロボットアーク溶接のアークスタート制御方法。
IPC (2件):
B23K 9/12 331
, B23K 9/067
FI (2件):
B23K 9/12 331 S
, B23K 9/067
Fターム (5件):
4E082AA01
, 4E082BA01
, 4E082BB02
, 4E082EA02
, 4E082EC16
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