特許
J-GLOBAL ID:200903058097334297

濃度測定装置およびその方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 修 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-078659
公開番号(公開出願番号):特開平10-019885
出願日: 1997年03月31日
公開日(公表日): 1998年01月23日
要約:
【要約】【課題】 コスト増をもたらす反復的な数学的解析方法の使用を広く回避して、無希釈の非溶血全血試料中の複数のヘモグロビン誘導体の濃度を、同時に測定するための装置と方法を提供する。【解決手段】 1本の中心光線7と少なくとも1本の散乱光線9とのスペクトル捕捉のために少なくとも2基の測定配置機構が設けられている。キュベット1内の第一の測定箇所a0から発する中心光線7の検出が一次光線4の軸4’上の第一の測定位置m0で行なわれると共に、散乱光線9の検出が第一の測定箇所a0から発して第二の測定位置m1で行なわれるようになっており、その際の中心光線7と1又は複数本の散乱光線9との軸4’,9’が角度α1をなし、分析装置10が少なくとも2基の測定配置機構によって捕捉された少なくとも2n個の測定値と前もって決定された検定行列とから、n種のヘモグロビン誘導体の濃度を算出する装置11を備える。
請求項(抜粋):
キュベット(1)内にある無希釈、非溶血の全血試料(2)中のn種のヘモグロビン誘導体の濃度を測定するための装置であって、波長の異なる少なくともn種の基本的に単色の狭帯域放射光成分を有する一次光線(4)を供給する装置(3)と、前記キュベット(1)を透過する放射光を測定する検出装置(5)と、この検出装置(5)と連結された分析装置(10)とを備えていて、1本の中心光線(7)と少なくとも1本の散乱光線(9)とのスペクトル捕捉のために少なくとも2基の測定配置機構が設けられていて、前記キュベット(1)内の第一の測定箇所(a0)から発する前記中心光線(7)の検出が前記一次光線(4)の軸(4’)上の第一の測定位置(m0)で行なわれると共に、前記散乱光線(9)の検出が第一の測定箇所(a0)から発して第二の測定位置(m1)で行なわれるか、もしくは前記キュベット(1)内の第二の測定箇所(a1)から発して前記第一の測定位置(m0)で行なわれるようになっており、その際の前記中心光線(7)と1又は複数本の散乱光線(9)との軸(4’,9’)が角度αiをなし、前記分析装置(10)が少なくとも2基の測定配置機構によって捕捉された少なくとも2n個の測定値と前もって決定された検定行列とから、n種のヘモグロビン誘導体の濃度を算出する装置(11)を備えることを特徴とする濃度測定装置。
IPC (2件):
G01N 33/49 ,  G01N 21/27
FI (2件):
G01N 33/49 K ,  G01N 21/27 Z

前のページに戻る