特許
J-GLOBAL ID:200903058107869283

硫黄細菌を用いた廃水処理方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-282389
公開番号(公開出願番号):特開平5-115897
出願日: 1991年10月29日
公開日(公表日): 1993年05月14日
要約:
【要約】【目的】 廃水中の有機物、窒素およびリンを硫黄細菌を用いて高効率且つ安価に除去するとともに、比較的低有機物濃度を持つ廃水に適用した場合でもメタンの発生を抑制することが可能であり、硫化物の大気への拡散を防止可能な廃水の処理方法及び装置を提供することを目的とする。【構成】 廃水中の有機物を硫酸塩還元反応槽2で硫酸塩還元菌により二酸化炭素に酸化するとともに、硫酸イオン及び硫黄を還元する工程と、硫黄脱窒槽3で硫黄脱窒細菌により還元硫黄を酸化し、脱窒を行う工程と、硝化槽5で硝化細菌によりアンモニア性窒素の硝化を行う工程と、廃水の残部を沈澱槽6で固液分離して沈降した汚泥を不溶解物として処理し、沈澱槽の上澄液を放流する工程と、上記硫酸塩還元反応槽2の排ガスを、その中に含有されている硫化水素を脱硫装置14によって脱硫した後に大気中に放散する工程を備えた廃水処理方法及び装置を提供する。
請求項(抜粋):
廃水中の有機物を硫酸塩還元反応槽で硫酸塩還元菌により二酸化炭素に酸化するとともに、硫酸イオン及び硫黄を還元する工程と、硫黄脱窒槽で硫黄脱窒細菌により還元硫黄を酸化し、脱窒を行う工程と、硝化槽で硝化細菌によりNH4-Nイオンの硝化を行う工程と、廃水の残部を沈澱槽で固液分離して、沈降した汚泥を余剰汚泥処理装置に送り込んで不溶解物として処理し、沈澱槽の上澄液を処理水として放流する工程と、上記硫酸塩還元反応槽から排出される排ガスに含有されている硫化水素を脱硫装置によって脱硫した後に大気中に放散する工程を実施することを特徴とする硫黄細菌を用いた廃水処理方法。
IPC (3件):
C02F 3/34 ,  B01D 53/34 126 ,  C02F 3/34 101

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