特許
J-GLOBAL ID:200903058114607308

置換インデニル含有金属錯体を用いて生じさせたオレフィンポリマー類

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-547435
公開番号(公開出願番号):特表2001-522399
出願日: 1998年05月01日
公開日(公表日): 2001年11月13日
要約:
【要約】本主題発明は、2位または3位がヒドロカルビル、パーフルオロ置換ヒドロカルビル、シリル、ゲルミルおよびそれらの混合物から選択される少なくとも1つの基で置換されていて更に二価の配位子基(この二価の配位子は窒素または燐を含んでいて上記窒素または燐は脂肪族または脂環式ヒドロカルビル基に第一または第二炭素を通して共有結合している)で金属に共有結合しているインデニル基を含んで成る4族金属錯体の存在下で少なくとも1種のα-オレフィンを重合させることで生じさせたオレフィンポリマーに向けたものである。本発明の好適なオレフィンポリマー類は、高い分子量を有し、狭い分子量分布を示し、高いビニル含有量を有し、かつ二頂DSC溶融曲線を示すか或はデコンボリュートしたATREFまたはGPC曲線が少なくとも2つの明瞭な狭いピークを示すとして特徴づけられる。このオレフィンポリマーは多様な用途で使用可能であり、そのような用途には、これらに限定するものでないが、フィルム、繊維、フォーム、成形部品、そして配合物、例えば接着剤、シーラント、コーティング、コーキングおよびアスファルトなどの成分としての使用が含まれる。
請求項(抜粋):
オレフィンポリマーであって、少なくとも1種のα-オレフィンを式:[式中、Mは、形式的酸化状態が+2、+3または+4のチタン、ジルコニウムまたはハフニウムであり、A’は、少なくとも2または3位がヒドロカルビル、フルオロ置換ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシ置換ヒドロカルビル、ジアルキルアミノ置換ヒドロカルビル、シリル、ゲルミルおよびそれらの混合物から選択される基で置換されている置換インデニル基であり、ここで、上記基が含有する非水素原子の数は40以下であり、そして上記A’は、更に、二価のZ基でMに共有結合しており、Zは、A’およびMの両方にσ結合で結合している二価部分であり、ここで、上記Zは、ホウ素または元素周期律表の14族の一員を含みかつまた窒素または燐も含んでいて、この窒素または燐に脂肪族または脂環式ヒドロカルビル基が第一もしくは第二炭素で共有結合しておりXは、環状の非局在化したπ結合を有する配位子基である種類の配位子を除く、原子数が60以下のアニオン性もしくはジアニオン性配位子基であり、X’は、各場合とも独立して、原子数が20以下の中性の連結用化合物であり、pは、0、1または2で、Mの形式的酸化状態よりも2小さいが、但しXがジアニオン性配位子基の時にはpが1であることを条件とし、そしてqは、0、1または2である]に相当する金属錯体を更に含んで成る触媒の存在下で重合させることで生じさせたオレフィンポリマー。
IPC (2件):
C08F 4/64 ,  C08F210/16
FI (2件):
C08F 4/64 ,  C08F210/16

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