特許
J-GLOBAL ID:200903058123062225

ジメチルカーボネートとエチレングリコールの連続的同時製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-086497
公開番号(公開出願番号):特開平9-278689
出願日: 1996年04月09日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 連続的に、メタノールとエチレンカーボネトからジメチルカーボネートとエチレングリコールを同時に製造する効率的な方法を提供する。【解決手段】 (a)不均一系触媒を備えた蒸留塔付反応器にエチレンカーボネート及びメタノールを連続的に導入し、ここで常圧又はその近傍の低い圧力下で接触エステル交換を行わせると共に、(b)該反応器に設けた蒸留塔上部よりジメチルカーボネート含有メタノールを共沸混合物として留出させ、(c)一方、該反応器より反応生成物より触媒を除いた液体成分を取り出した後、該液体成分を蒸留に供し、低沸点成分と、高沸点の残留成分とに分け、(d)残留成分からエチレングリコールを取り出すと共に、(e)低沸点成分を高圧蒸留分離工程に供給し、ジメチルカーボネートをメタノールから分離して取り出す。
請求項(抜粋):
メタノールとエチレンカーボネートとを不均一系触媒の存在下で接触エステル交換反応させてジメチルカーボネートとエチレングルコールとを同時に製造する方法において、(a)不均一系触媒を備えた蒸留塔付反応器にエチレンカーボネート及びメタノールを連続的に導入し、ここで常圧又はその近傍の低い圧力下でエチレンカーボネーとメタノールとの接触エステル交換を行わせると共に、(b)該反応器に設けた蒸留塔上部より、ジメチルカーボネート含有メタノールをジメチルカーボネート含有率が15〜30重量%の共沸混合物として留出させ、(c)一方、該反応器より、反応生成物より触媒を除いた液体成分を取り出した後、該液体成分を蒸留に供し、それによってメタノール及びジメチルカーボネートを含む低沸点成分と、エチレングリコール及びエチレンカーボネートを含む高沸点の残留成分とに分け、(d)残留成分からエチレングリコールを取り出すと共に、(e)低沸点成分を上記aにおいて留去させたジメチルカーボネート含有メタノール成分と合わせて高圧蒸留分離工程に供給し、ここでジメチルカーボネートをメタノールから分離して取り出すと共に、メタノールは上記aの蒸留塔付反応器に戻し、かつ(e)上記dのエチレングルコールを取り出した後のエチレンカーボネート含有高沸点残留分を上記aの蒸留塔付反応器に戻すことによって、連続的にエステル交換反応を実施することを特徴とする、ジメチルカーボネートとエチレングリコールの連続的同時製造法。
IPC (6件):
C07C 27/02 ,  B01J 31/02 101 ,  C07C 31/20 ,  C07C 68/06 ,  C07C 69/96 ,  C07B 61/00 300
FI (6件):
C07C 27/02 ,  B01J 31/02 101 X ,  C07C 31/20 A ,  C07C 68/06 A ,  C07C 69/96 Z ,  C07B 61/00 300

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