特許
J-GLOBAL ID:200903058133700300

電気機器を廃棄処理する方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-203667
公開番号(公開出願番号):特開2000-061441
出願日: 1999年07月16日
公開日(公表日): 2000年02月29日
要約:
【要約】【課題】 PCB及びPCB混合物の群からなる炭化水素等の有機化合物が充填された変圧器及びコンデンサの群からなる少なくとも十分に密閉されたケーシングを有する大型電気機器等の電気機器を熱リサイクリングにより廃棄処理する方法を提供する。【解決手段】 電気機器をそのケーシング及び電気機器の作動に応じた炭化水素の量の少なくとも一部分と一緒に処理室に装入しかつ処理室内で初期の真空化及び不活性ガスの導入後に、さらに洗浄及び搬送ガスを供給せずに調節した室圧でかつ炭化水素蒸気を再凝縮させながら、炭化水素の蒸気圧曲線の上にありかつ炭化水素が沸騰により蒸発する温度に加熱し、引き続き、室圧を、炭化水素の蒸気圧曲線の下にある値に低下させ、その際、炭化水素蒸気を連続的に取り出し、後処理のために、PCB類を含む炭化水素蒸気を凝縮器に供給する。
請求項(抜粋):
PCB及びPCB混合物の群からなる炭化水素等の有機化合物が充填された変圧器及びコンデンサの群からなる少なくとも十分に密閉されたケーシングを有する大型電気機器等の電気機器を熱リサイクリングにより廃棄処理する方法において、a)電気機器(24,25)をそのケーシング及び電気機器の作動に応じた量の炭化水素の少なくとも一部分と一緒に処理室(1,76,88)に装入しかつ処理室(1,76,88)を周囲空気を除去するために10mbar未満の圧力に真空化しかつ引き続き非酸化性ガスを充填して30mbarよりも高い圧力にし、b)処理室(1,76,88)内で加熱段階において洗浄ガスを供給せずに、吸引されるガス及び蒸気の量の調節により30mbarより高い圧力を、電気機器(24,25)内部で、炭化水素が沸騰により蒸発するような蒸気圧曲線の上にある所定の温度が達成されるまで保持し、それにより発生した蒸気をケーシング内部で比較的冷たい位置で再び凝縮させ、加熱過程を促進し、一方制御して吸引された炭化水素蒸気を凝縮させ、c)処理室(1,76,88)内の圧力を所定の温度の達成後に、前記蒸気圧曲線の下にある値に低下させ、かつd)炭化水素を沸騰により蒸発させかつ洗浄ガス不在で凝縮させ、かつ場合によりPCB類を分解させながらさらに処理することを特徴とする、電気機器を廃棄処理する方法。
IPC (3件):
B09B 5/00 ZAB ,  A62D 3/00 ,  B09B 3/00
FI (3件):
B09B 5/00 ZAB C ,  A62D 3/00 ,  B09B 3/00 303 A
引用特許:
審査官引用 (3件)

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