特許
J-GLOBAL ID:200903058156152165

伝送線路長の測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷 義一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-259825
公開番号(公開出願番号):特開平6-130129
出願日: 1992年09月29日
公開日(公表日): 1994年05月13日
要約:
【要約】【目的】 周波数帯域を制限する構造物が遠端にある伝送線路の伝送線路長を高精度に測定する方法を提供する。【構成】 周波数帯域制限を生ずる構造物Aが遠端部に付随する伝送線路Bに対して、その構造物Aを除外した伝送線路Bと構造物Aを付随した伝送線路Bの各々に対して遠端開放状態で反射波形を観測し、両観測データを用いて入射端と遠端との間において生ずる周波数帯域制限要因と遠端に局在する周波数帯域制限要因とを分離して表しうる伝達関数を求め、この伝達関数を用いることによって、伝送線路伝搬遅延時間を求める。
請求項(抜粋):
遠端開放の伝送線路にパルスを送出して観測される反射波形から当該伝送線路の伝達関数を決定し、個別の入力信号に対する出力信号応答の時間遅れを解析することによって当該伝送線路の伝搬遅延時間を算出して伝送線路長を測定する方法において、周波数帯域制限を生ずる構造物が遠端部に付随する伝送線路に対して、当該構造物を除外した伝送線路に対して前記反射波形を観測する第一のステップと、第一のステップで得られた反射波形から前記構造物を除外した伝送線路の伝達関数H1を決定する第二のステップと、前記構造物を付随した伝送線路に対して前記反射波形を観測する第三のステップと、第三のステップで得られた反射波形と第二のステップで得られた伝達関数H1とから前記構造物を付随する伝送線路の伝達関数H2を決定する第四のステップと、第四のステップで得られた伝達関数H2を用いて個別の入力信号に対する出力信号応答の時間遅れを算出することによって、前記周波数帯域制限を生ずる構造物が遠端部に付随する伝送線路の伝搬遅延時間を測定する第五のステップとを具えたことを特徴とする伝送線路長の測定方法。

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