特許
J-GLOBAL ID:200903058159867530

ポリオキシアルキレンポリオールの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-145369
公開番号(公開出願番号):特開平10-330475
出願日: 1997年06月03日
公開日(公表日): 1998年12月15日
要約:
【要約】【課題】特定の構造を有するホスファゼニウム化合物を触媒として得られる粗製ポリオキシアルキレンポリオールから、ポリオキシアルキレンポリオール重合触媒であるホスファゼニウム化合物を効率良く回収する方法、さらに回収されたホスファゼニウム化合物を再使用してポリオキシアルキレンポリオールを製造する方法を提供する。【解決手段】活性水素化合物に特定の構造を有するホスファゼニウム化合物を触媒とし、アルキレンオキサイドを付加重合した粗製ポリオキシアルキレンポリオールを水と無機酸あるいは有機酸からなる少なくとも1種の中和剤により得られたホスファゼニウム化合物を回収すること、および水あるいは水と有機溶媒を加え、分液後、水相を分離しホスファゼニウム化合物を回収する。
請求項(抜粋):
(工程1)(工程1a)化学式(1)【化1】(化学式(1)中のa、b、cおよびdは、それぞれ0〜3の整数であるが、a、b、cおよびdの全てが同時に0ではない。Rは同種または異種の炭素数1〜10個の炭化水素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合して環構造を形成する場合もある。rは1〜3の整数であってホスファゼニウムカチオンの数を表し、Tr-は価数rの無機アニオンを表す。)で表されるホスファゼニウムカチオンと無機アニオンとの塩および活性水素化合物のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の塩の存在下、アルキレンオキサイドを付加重合して粗製ポリオキシアルキレンポリオールを製造する工程、または、(工程1b)化学式(2)【化2】(化学式(2)中のa、b、cおよびdは、0〜3の整数であるが、a、b、cおよびdの全てが同時に0ではない。Rは同種または異種の炭素数1〜10個の炭化水素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合して環構造を形成する場合もある。Q- はヒドロキシアニオン、アルコキシアニオン、アリールオキシアニオンまたはカルボキシアニオンを表す。)で表されるホスファゼニウム化合物と活性水素化合物の存在下にアルキレンオキサイドを付加重合して粗製ポリオキシアルキレンポリオールを製造する工程、(工程2)工程1で得られた粗製ポリオキシアルキレンポリオールに水と無機酸または有機酸から選ばれる少なくとも1種の中和剤を加える中和工程、(工程3)工程2で得られた液を脱水乾燥後、析出したホスファゼニウム塩とポリオキシアルキレンポリオールを分離するホスファゼニウム塩の回収工程、および(工程4)工程3で回収されたホスファゼニウム塩および活性水素化合物のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の塩の存在下、アルキレンオキサイドを付加重合させることを特徴とするポリオキシアルキレンポリオールの製造工程、からなることを特徴とするポリオキシアルキレンポリオールの製造方法。
引用特許:
出願人引用 (3件)

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