特許
J-GLOBAL ID:200903058229671697

二速度動力伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八木田 茂 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-028273
公開番号(公開出願番号):特開平5-071599
出願日: 1991年02月22日
公開日(公表日): 1993年03月23日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】半径方向に作用する継手要素を有する歯車移送機構に関連して、動力工具などの外径を異常に拡大させる傾向を防止し回転速度の信頼性を確保出来る二速度伝動装置を提供する。【構成】入力軸20、出力軸、遊星歯車18およびトルク応動歯車移送機構19を有し、歯車移送機構は遊星歯車の太陽歯車に連結された駆動部材26、出力軸に連結された被動部材27および第1位置において駆動部材および被動部材にまた第2位置において遊星歯車キヤリヤおよび被動部材に組合わされるように配置された多数の軸方向に移動可能な継手要素30を有する。また駆動部材は第1カム装置35、被動部材は第2カム装置を有し、トルク抵抗が大きくなるとき、第1カム装置35および第2カム装置は継手要素30を第1位置から第2位置に移送し、高速/低トルクモードから低速/高トルクモードに移行する。
請求項(抜粋):
ハウジング、入力軸、出力軸、遊星歯車および、トルクを高トルク/低速度駆動モードにおいては遊星歯車を通してまた低トルク/高速度駆動モードにおいては遊星歯車を避けて伝達するトルク応動歯車移送機構を有し、前記遊星歯車は入力軸に連結された太陽歯車、ハウジングに固定された環状歯車および遊星歯車キヤリヤを有し、前記歯車移送機構は前記遊星歯車の太陽歯車に連結された駆動部材、出力軸に連結された被動部材および第1位置において前記駆動部材および被動部材にまた第2位置において前記遊星歯車キヤリヤおよび前記被動部材に組合わされるように配置された多数の継手要素を有する二速度動力伝達装置であつて、前記被動部材は多数の軸方向に延びる溝を有しその各溝が前記継手要素の一つをその前記第1および第2位置間に軸方向変位可能に支持し、前記駆動部材はその前記第1位置において前記継手要素と共働する軸方向に作用する第1カム装置を有し、前記遊星歯車キヤリヤはその前記第1位置および前記第2位置の双方において前記継手要素の半径方向支持装置を構成しかつその前記第2位置において前記継手要素と共働する多数の歯を備えた継手スリーブを有し、前記継手要素をその前記第1位置に向かつて偏椅する軸方向に作用するばね装置を備え、それにより前記ばね装置の作用は前記継手要素に前記第1カム装置によつて加えられる軸方向力に反作用し、前記継手要素は一定レベル以下のトルク値において前記第1位置に維持されるが前記一定レベル以上のトルク値において前記第1カム装置によつて前記第1位置から押出され、前記被動部材は前記継手要素が前記一定レベル以上のトルク値において前記第1位置を離れるとき前記ばね装置の偏椅作用に抗してその前記第2位置に向かつて前記継手要素に軸方向移送力を加えるように配置された第2の、軸方向に作用するカム装置を有することを特徴とする、二速度動力伝達装置。
IPC (3件):
F16H 3/46 ,  B25B 21/00 ,  F16D 15/00
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-191578
  • 特開昭60-095246

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