特許
J-GLOBAL ID:200903058262502728

固体レーザの第二高調波発生装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田北 嵩晴
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-046351
公開番号(公開出願番号):特開平5-218557
出願日: 1992年02月03日
公開日(公表日): 1993年08月27日
要約:
【要約】【目的】 固体レーザロッドの熱応力による複屈折性に起因する偏光面の乱れた成分を共振器内で制御し、それを第二高調波に変換する際に生じる、非線形光学素子の通過に伴う基本波レーザビームの位相遅延を補正することで、高効率、高出力の第二高調波を発生せしめる固体レーザの第二高調波発生装置を得る。【構成】 固体レーザロッドの一方に第一の偏光ビームスプリッターと2個以上の全反射鏡と90°偏光回転素子からなるリング部分を形成し、固体レーザロッドの他方側に第二の偏光ビームスプリッターを設け、これに対してレーザビームが透過ならびに反射する位置に2個の全反射鏡を設け基本波に対するレーザ共振器を構成する。そして、共振器中にTypeII位相整合をとる非線形光学素子を設置し、非線形光学素子と全反射の間に非線形光学素子の常光軸と±45°主軸を傾けた1/4波長板を設置し、共振器中に1個以上の二色性反射鏡を設け、該二色性反射鏡から第二高調波を取り出す第二高調波発生装置を構成する。
請求項(抜粋):
固体レーザロッドを有する共振器内部に、非線形光学素子を配置した第二高調波発生装置に於て、固体レーザロッドの一方に第一の偏光ビームスプリッターと2個以上の全反射鏡からなるリング部分を形成し、そのリング中に90 ゚偏光回転素子を挿入し、固体レーザロッドの他方側に第二の偏光ビームスプリッターを設け、第二の偏光ビームスプリッターに対してレーザビームが透過ならびに反射する位置にそれぞれ1個づつ全反射鏡を設け、第二の偏光ビームスプリッターと全反射鏡の間にTypeII位相整合をとる非線形光学素子を設置し、全反射鏡と非線形光学素子の間に1/4波長板を設け、該1/4波長板の主軸と非線形光学素子の常光軸とのなす角が±45 ゚になるように設置し、2個の該全反射鏡によって基本波に対するレーザ共振器を構成し、共振器中に、もしくは共振器を構成する全反射鏡のかわりに、1個以上の二色性反射鏡を設け、その二色性反射鏡から非線形光学素子によって変換された第二高調波を取り出すことを特徴とする、固体レーザの第二高調波発生装置。
IPC (2件):
H01S 3/109 ,  G02F 1/37

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