特許
J-GLOBAL ID:200903058265103913

光コネクタ付き光ファイバアレイの光学特性測定方法及び測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-031269
公開番号(公開出願番号):特開平11-230865
出願日: 1998年02月13日
公開日(公表日): 1999年08月27日
要約:
【要約】【課題】 光コネクタ付き光ファイバアレイのコネクタ部分及びアレイ部分の接続損失を簡単かつ正確に測定できる装置および方法を提供する。【解決手段】 多心光ファイバ2の一端に形成された基準多心コネクタ3に、被測定光学部材4の一端の光コネクタ部をコネクタ嵌合し、他端の光ファイバアレイ部を多心光ファイバ7の一端に形成された基準光ファイバアレイ5に対向して配置することにより、各心ごとの複数の光伝送路を形成する。基準光ファイバアレイ5は、これを内蔵する電歪素子6の印加電圧を円運動コントローラ9により制御することで所定の円運動を行う。これら複数の光伝送路に光源1から光を入力し、透過光の強度変化をパワーメータ8で検出し、円運動の位相と透過光強度の変化の位相差等からCPU10で光ファイバアレイ接合部とコネクタ部の接続損失を求める。
請求項(抜粋):
複数の光ファイバを配列させて構成され、一端に多心光コネクタを、他端に光ファイバアレイを有する被測定光学部材の光学特性を測定する光コネクタ付き光ファイバアレイの光学特性測定装置において、前記被測定光学部材の多心光コネクタ部とコネクタ嵌合される基準多心光コネクタと、複数の光ファイバからなり、それぞれの端面を前記被測定光学部材の光ファイバアレイ部の各光ファイバ端面に対向して配置させた基準光ファイバアレイと、前記基準多心光コネクタと、前記被測定光学部材と、前記基準光ファイバアレイとを直列接続することで各心ごとに独立に構成される複数の光伝送路のそれぞれに一方の端面から測定光を入射させる測定光源と、前記測定光入射により前記複数の光伝送路の各々の他方の端面から出射される出力光の各々を独立に検出する光検出器と、前記基準光ファイバアレイの各光ファイバと前記被測定光学部材の光ファイバアレイ部の各光ファイバとのいずれか一方あるいは両方を支持し、両者の光軸に略垂直な面内で、一方を他方に対して所定半径で相対円運動させる駆動装置と、前記光検出器で検出された各出力光の強度変動の振幅および前記各強度変動と前記円運動との位相差から前記被測定光学部材の光ファイバアレイ部と前記基準光ファイバアレイとの各心ごとの相対位置ずれ量および方向を求め、この相対位置ずれ量および方向から前記被測定光学部材の光ファイバアレイ部と前記基準光ファイバアレイとの光結合部における各心ごとの接続損失を求めるとともに、この接続損失および測定光の光量と出力光の光量との差を基にして前記基準多心光コネクタと前記被測定光学部材の多心光コネクタ部との各心ごとの接続損失を算出する解析部と、を備えている光コネクタ付き光ファイバアレイの光学特性測定装置。

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