特許

J-GLOBAL ID：200903058296937499

グラビア印刷用被製版ロールの製作・リサイクル処理・製版をマルチに行う方法

発明者： 重田 龍男
出願人/特許権者： 株式会社シンク・ラボラトリー
代理人 (1件)： 大沼 浩司
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2001-000039
公開番号（公開出願番号）：特開2002-200728
出願日： 2001年01月04日
公開日（公表日）： 2002年07月16日
要約：

【要約】 (修正有)【課題】 グラビア印刷用被製版ロールの製作・リサイクル処理・製版をマルチに行う方法。【解決手段】 アルミ新ロールを製作してロール計測し前処理し、硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとする直版タイプのロール処理と、さらにバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするバラードメッキタイプのロール処理と、リサイクルロールをロール計測し、脱クロムして落版し鉄製ロールとアルミ製ロールとで下地のニッケルメッキの有無を付け硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとする直版タイプのロール処理と、電解脱脂し酸洗い中和しバラード処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするバラードメッキタイプのロール処理と、さらに図柄を製版して仕上りとするロール処理のいずれの処理にも同時に流して交通整理して自動製版を行なう。

請求項（抜粋）：

立体倉庫装置と、アルミロール製作室と、メッキ・研磨・製版工場と、前記三つのライン構成設備を制御するメインコンピュータを備え、メインコンピュータには、ロールリサイクル注文とアルミ新ロールの製作注文のいずれであるか、バラードメッキロールと直版ロールのいずれであるか、図柄有りか無しか、顧客識別番号、ロール識別番号、処理コース識別番号、ロール長さ、ロール外径、チャック孔径、キー溝サイズ等のロール仕様を注文時にデータ入力し、さらに、ロールリサイクル注文にあっては、立体倉庫装置へ入れる前に注文主から預かるロールにICタグを取り付けてロール識別番号、処理コース識別番号を記憶させ、又、アルミ新ロールの製作注文にあっては、アルミロール製作室から搬出されるアルミ新ロールにICタグを取り付けてロール識別番号、処理コース識別番号を記憶させるようになっており、立体倉庫装置では、倉庫内に備えるピックアップ搬送装置により、材料搬入口に位置されるアルミロールの原材料のアルミニウム素管及びフランジとするためのアルミニウム円筒体並びに注文主より預かるリサイクルロールを倉庫内に搬入して所要のラツクの上にストックする作業を行わせるとともに、メインコンピュータから支持される注文のロール仕様に基づいて、アルミ新ロールの製作注文に基づく命令により必要なアルミニウム素管とアルミニウム円筒体をアルミロール製作室へ受け渡しかつ採寸切断後の残余の原材料を元位置に戻す作業、又は、リサイクル処理注文に基づく命令によりリサイクルロールをメッキ・研磨・製版工場へ受け渡す作業を行わせ、アルミ新ロール製作工場では、立体倉庫装置から取り出されるアルミニウム素管とアルミニウム円筒体を受け取り、メインコンピュータから支持される注文のロール仕様に基づいて、アルミニウム素管及びアルミニウム円筒体をそれぞれ採寸切断し次いで嵌め合い形状の段差加工を行ってロール胴部とフランジ部とし次いでロール胴部の両端にフランジ部を嵌合して全周溶接して組立を行い次いでチャック孔加工・キー溝加工を行い次いで同心円筒加工を行うことによりアルミ新ロールを自動製作するという一連の作業を行わせ、メッキ・研磨・製版工場では、工場入口に備えるロール計測装置によりアルミ新ロール及びリサイクルロールについて均一なロール径にする補正研磨を行うためにロールの一方の端面から他方の端面まで一定ピッチ毎にロール外径を細かく計測してロール径データを取得してメインコンピュータに入力してから該工場内に備えるロール搬送装置に受け渡すようにして、さらに、各ロールについて一つの処理工程を終了する度にその処理工程に対応する工程番号をメッキ・研磨・製版工場内に備えるロール搬送装置に付設した送受信アンテナを介して電波を交信させてICタグに記憶させるとともにメインコンピュータ自身に記録、又、次の処理工程が何であるかをICタグに記憶されているロール識別番号と処理コース識別番号と終了済の処理工程番号を読み取りメインコンピュータ自身の記録と照合して判別することにより製版処理コースが複数ある多種多様のロールの処理工程を進行させるようにして、アルミ新ロールについては浸漬脱脂しカセイソーダ液でエッチングし脱スマット処理してからアノダール処理を行うことをもってメッキ前処理を行い、又、直版タイプのリサイクルロールであるときは脱クロム処理を行ってから落版研磨を行うことをもってメッキ前処理を行い、又、バラードメッキタイプのリサイクルロールであるときは電解処理してから酸洗い中和を行うことをもってメッキ前処理を行い、続いてアルミ新ロールについてはピロリン酸銅メッキを施してから厚付硫酸銅メッキを施し、又、直版タイプの鉄製のリサイクルロールについてはニッケルメッキを施してから厚付硫酸銅メッキを施し、又、直版タイプのアルミ製のリサイクルロールについては厚付硫酸銅メッキを施し、又、バラードメッキタイプのリサイクルロールであるときはバラード処理を施してから厚付硫酸銅メッキを施し、続いて、一度目の厚付硫酸銅メッキを施されたアルミ新ロール及びリサイクルロールについて所要内容の円筒研磨を行い、注文のロール仕様が図柄なしの直版タイプのロールであるときはこの時点でロールをメッキ・研磨・製版工場より搬出し、又、注文のロール仕様が図柄付きの直版タイプのロールであるときは引き続いて、電子彫刻装置により図柄を彫刻しクロムメッキを行ってからメッキ・研磨・製版工場より搬出し、さらに、注文のロール仕様がバラードメッキタイプのアルミ新ロールであるときは、引き続いて、バラード処理を施してから二度目の厚付硫酸銅メッキを施して所要内容の円筒研磨を行い、そして、注文のロール仕様が図柄無しのロールであるときはこの時点でロールをメッキ・研磨・製版工場より搬出し、又、注文のロール仕様が図柄付きのロールであるときは、引き続き、電子彫刻装置により図柄を彫刻しクロムメッキを行ってからメッキ・研磨・製版工場より搬出するという作業を行わせる、ことを特徴とするグラビア印刷用被製版ロールの製作・リサイクル処理・製版をマルチに行う方法。

IPC (6件)：

B41C 1/00 ,  B41C 1/045 ,  B41C 1/18 ,  B41N 1/06 ,  C25D 19/00 ,  C25D 21/12

FI (6件)：

B41C 1/00 ,  B41C 1/045 ,  B41C 1/18 ,  B41N 1/06 ,  C25D 19/00 A ,  C25D 21/12 E

Fターム (12件)：

2H084AA03 ,  2H084AA36 ,  2H084AE05 ,  2H084BB02 ,  2H084BB16 ,  2H084CC03 ,  2H114AA02 ,  2H114BA00 ,  2H114DA04 ,  2H114EA01 ,  2H114GA01 ,  2H114GA29