特許
J-GLOBAL ID:200903058305001256

耐硫化物応力割れ性に優れる油井用溶接鋼管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 道雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-259971
公開番号(公開出願番号):特開平8-120346
出願日: 1994年10月25日
公開日(公表日): 1996年05月14日
要約:
【要約】【目的】ERW法と同等溶接速度でのレーザー溶接が可能な、溶接部の耐SSC性に優れるL80キロ級以上の油井用溶接鋼管の製法を提供すること。【構成】所定の成分組成鋼からなる帯鋼を、成形ロール群に通して連続的にオープンパイプ状に成形し、このオープンパイプをスクイズロールで加圧して両エッジを突合せ、その突合せ部にレーザービームを照射して衝合溶接して溶接鋼管となすに当たり、下記の(1)および(2)式を満たす条件でレーザービームを照射して溶接した後、溶接シーム部または鋼管全体をAC3点以上に加熱してから焼入し、次いで600°C〜AC1点以下で焼き戻す処理する。V≧2・・・・・・(1)P≧0.4Vt/ea(T-T0) ・・・・・・(2)ただし、a=0.0006P :レーザ出力(kW)V :溶接速度(m/min)t :帯鋼肉厚(mm)T :帯鋼両エッジ部の予熱温度(°C)T0 :室温(°C)
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.20%超え、0.60%以下、Si:0.10〜0.80%、Mn:0.10〜1.00%、P:0.025%以下、S:0.002%以下、sol-Al:0.01〜0.10%を含み、さらにCu:0〜0.50%、Ni:0〜0.50%、Cr:0〜1.20%、Mo:0〜1.00%、Nb:0〜0.15%、V:0〜0.15%、Ti:0〜0.15%、Zr:0〜0.15%およびB:0〜0.0050%のうちの1種または2種以上、並びにCa:0〜0.0050%およびREM:0〜0.01%の1種または2種を含み、残部がFeおよび不可避不純物からなる帯鋼を、成形ロール群に通して連続的にオープンパイプ状に成形し、このオープンパイプをスクイズロールで加圧して帯鋼両エッジを突合せ、その突合せ部にレーザービームを照射して衝合溶接して溶接鋼管となすに際し、下記の(1)および(2)式を満たす条件でレーザービームを照射して溶接した後、溶接シーム部または鋼管全体をAC3点以上に加熱してから焼入し、次いで600°C〜AC1点以下で焼き戻すことを特徴とする耐硫化物応力割れ性に優れる油井用溶接鋼管の製造方法。V≧2 ・・・・・・(1)P≧0.4Vt/ea(T-T0) ・・・・・・(2)ただし、a=0.0006P :レーザ出力(kW)V :溶接速度(m/min)t :帯鋼肉厚(mm)T :帯鋼両エッジ部の予熱温度(°C)T0 :室温(°C)
IPC (6件):
C21D 9/08 ,  B21C 37/08 ,  B23K 26/00 310 ,  C21D 8/10 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/54

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