特許
J-GLOBAL ID:200903058312417840

水性樹脂分散体およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-029829
公開番号(公開出願番号):特開2003-226793
出願日: 2002年02月06日
公開日(公表日): 2003年08月12日
要約:
【要約】【課題】 耐水性、特に耐温水白化性と、耐ブロッキング性と、耐凍害性とに優れる塗膜の形成を可能とする水性樹脂分散体およびその製造方法を提供する。【解決手段】 水性樹脂分散体の製造方法は、ガラス転移温度(Tg)が異なる複数の重合性単量体成分を各段で用いた多段の乳化重合工程を含んでなる製造方法において、第一段の乳化重合工程ではTgが最も高い高Tg成分を用いるとともに、最終段の乳化重合工程ではTgが最も低い低Tg成分を用いるようにし、かつ、高Tg成分と低Tg成分のTg差は一定以上であって、高Tg成分と低Tg成分との使用比率が特定範囲となるようにするとともに、多段の乳化重合工程のうちの少なくとも1つの重合工程において特定のSi含有モノマーを含む重合性単量体成分を用いるようにすること、および/または、前記乳化重合工程後に特定のSi含有化合物を添加すること、を必須とする。
請求項(抜粋):
ガラス転移温度(Tg)が異なる複数の重合性単量体成分の個々が重合する過程で一体化してなる樹脂複合体を含む水性樹脂分散体であって、前記複数の重合性単量体成分のうちガラス転移温度が最も高い高Tg成分とガラス転移温度が最も低い低Tg成分との比率が、高Tg成分/低Tg成分(重量比)=10/90〜35/65であり、前記複数の重合性単量体成分のうちの少なくとも1つが、下記一般式(1)で示されるSi含有モノマーを含んでなり、樹脂固形分が、熱軟化温度(°C)-最低造膜温度(°C)≧40を満足する、ことを特徴とする水性樹脂分散体。(R1)n-Si-(R2)4-n (1)(式(1)中、R1は、ラジカル重合性を有する基であり、R2は、水酸基、アルキル基、エポキシ基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシロキシ基、フェノキシ基、メルカプト基のうちから選択される1種以上を有する置換基であり、nは、1〜3の整数である。)
IPC (4件):
C08L 57/06 ,  C08F 2/24 ,  C08F291/00 ,  C08K 5/541
FI (4件):
C08L 57/06 ,  C08F 2/24 Z ,  C08F291/00 ,  C08K 5/54
Fターム (40件):
4J002BN111 ,  4J002EK076 ,  4J002EX036 ,  4J002EX066 ,  4J002EX086 ,  4J002GH01 ,  4J002GJ01 ,  4J002HA07 ,  4J011KA04 ,  4J011KA13 ,  4J011KA15 ,  4J011KA16 ,  4J011KA23 ,  4J011KB13 ,  4J011KB14 ,  4J011KB19 ,  4J011KB29 ,  4J026AA17 ,  4J026AA18 ,  4J026AA43 ,  4J026AA45 ,  4J026AA48 ,  4J026AA61 ,  4J026AC34 ,  4J026BA05 ,  4J026BA25 ,  4J026BA27 ,  4J026BA29 ,  4J026BA43 ,  4J026BB04 ,  4J026BB07 ,  4J026DA04 ,  4J026DA07 ,  4J026DA14 ,  4J026DB04 ,  4J026DB08 ,  4J026DB14 ,  4J026FA04 ,  4J026GA06 ,  4J026GA09
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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