特許
J-GLOBAL ID:200903058358438737

構造物の免振構造装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-110034
公開番号(公開出願番号):特開平10-266625
出願日: 1997年03月24日
公開日(公表日): 1998年10月06日
要約:
【要約】【目的】既設・新設の構造物や機械等が地震・突風等の外圧による、初期衝撃の振動防止と揺れの緩和、及び構造物を元の位置に戻す事が出来る、柔・剛構造を合わせ持つことを目的とする。【構成】シャーシー部(A)、基礎部(B)、緩衝部(C)からなり、シャーシー部(A)は剛構造とし、構造物を強固に固定する、上下動シヨックアブソバー(C1)を持ったボールキャスター(1)を適宜な位置に設け、同様に取り付け金具(2)を設置する。基礎部(B)は、適正な設計に基づき、鉄骨や鉄筋等で加工しコンクリートで一体化し、ボールキャスター(1)が当たる部分に、放物線を描くベースプレート(3)を設け、緩衝部(C)材(C2・C3)を取り付ける金具(2・2′)を取り付ける。緩衝部(C)は、上下動・水平動・回転動(C1・C2・C3)を持ち、シヤーシ部(A)と基礎部(B)の金具(2・2′)に連結し、外部からの構造物の浮き上がり・水平動・回転動を防止することが出来る。
請求項(抜粋):
木造・鉄骨・コンクリート構造の建物・機械等、振動を嫌う構造物の基礎部分を上・中・下に分け、上部は構造物を受け留めるシャーシー部(A)、それを受ける基礎部(B)との中間に、緩衝部(C)を設ける。シャーシー部(A)は、構造物を固定して支持し、荷重主要部分下に鉛直振動を吸収する、緩衝部(C)材、上下動シヨックアブソバー(C1)を備えたボールキャスター(1)を固定する。 同様に構造物とシャーシー部(A)が、外力によって受ける上下・水平・回転・風圧等による荷重に対処対応する事が出来る、緩衝部(C)材シヨックアブソバー(C2・C3)の取り付け金具(2)を所定の位置に設ける。基礎部(B)は、地耐力に応じ設計し、上部は鉄骨・鉄筋(4)を用いて剛なベタ基礎に仕上げ、シャーシー部(A)の床面よりやや広く、大きくし、ボールキャスター(1)が接する面に、ステンレス鋼板等に、緩い曲面を持たせ、皿状にしたベースプレート(3)を、基礎部(B)の鉄骨・鉄筋(4)等に適宜な方法で固定し、周囲をコンクリーで補強固定する。又、シャーシー部(A)に対応して、緩衝部(C)材シヨックアブソバー(C2)の取り付け金具(2)は90 ゚、(2′)は160〜190 ゚の角度で鉄骨・鉄筋(4)の所定の位置に適宜な方法で固定する。このように構造物を固定したシャーシー部(A)と、基礎部(B)を緩衝部(C)材のシヨックアブソバー(C2・C3)を、取り付け金具(2・2′)に連結することによって、浮き上がりを防止し、鉛直・水平・回転の衝撃や振動を和らげ、シャーシー部(A)と一体化した構造物を、所定の位置に戻し復元する事が出来る、構造物の免振構造装置。
IPC (4件):
E04H 9/02 331 ,  E02D 27/34 ,  E04B 1/36 ,  F16F 15/02
FI (4件):
E04H 9/02 331 D ,  E02D 27/34 A ,  E04B 1/36 L ,  F16F 15/02 L

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