特許
J-GLOBAL ID:200903058395102994

タービン軸受ケースの支持装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 雄造 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-058270
公開番号(公開出願番号):特開平8-270405
出願日: 1996年02月22日
公開日(公表日): 1996年10月15日
要約:
【要約】【課題】 タービン軸の支持軸受と、軸受ケースにより位置決めされる他の部品とに対するタービン軸の配置の片寄りを防ぎながら運転中のタービン機械の軸線方向膨脹に備えることにある。【解決手段】 タービン・ケーシング12の第1端部21は支持部材22により固定的に支えるが、第2端部18は軸受ケース25を介して支える。軸受ケースの内側端部部分31を、内側支持部材32,33により支えるが、軸受ケースの外側端部51を外側支持部材71により支える。内側支持部材及び外側支持部材は、タービン軸の縦方向軸線に平行な方向に軸受ケースの移動を許容する。外側支持部材は、互いに組合う傾斜面62,65を持つ上部及び下部のカム作用シム部材54,56を備える。各傾斜面は、水平面69に対し鋭角αをなして傾斜する。下部カム作用シム部材56を、固定的に取付けるが、上部カム作用シム部材を、細長い部材52,53により軸受ケースに連結する。
請求項(抜粋):
タービン軸を囲むタービン・ケーシングを持つタービン機械に使うのに適合し、前記タービン軸の端部部分と、前記タービン・ケーシングの端部とを支える支持装置において、前記タービン・ケーシングに隣接する内側端部部分と、前記タービン・ケーシングから遠い方の外側端部部分とを持ち、前記タービン軸の前記端部部分を少なくとも実質的に囲む軸受ケースと、前記軸受ケースの前記内側端部用の上下方向の支持体を形成すると共に、前記タービン軸の縦方向軸線に少なくとも実質的に平行な方向における前記軸受ケースの前記内側端部の移動を許容するように、前記軸受ケースの前記内側端部部分に連結された少なくとも1個の内側支持部材と、前記軸受ケ-スの前記外側端部用の上下方向の支持体を形成すると共に前記タ-ビン軸の縦方向軸線に少なくとも実質的に平行な方向における前記軸受ケ-スの前記外側端部の移動を許容するように、前記軸受ケースの前記外側端部部分に連結された少なくとも1個の外側支持部材と、を備え、これ等の各外側支持部材に、上部及び下部カム作用シム部材を設け、前記各上部カム作用シム部材を前記軸受ケ-スの前記外側端部に取付け、前記各下部カム作用シム部材を固定的に取付け、前記下部カム作用シム部材の上面を水平面に対して傾斜させ前記下部カム作用シム部材の前記上面の上縁部及び下縁部を形成することにより前記下部カム作用シム部材の前記上縁部が前記内側端部部分から前記下部カム作用シム部材の前記下縁部より一層遠く離れるようにし、前記上部カム作用シム部材の下面が前記水平面に対して傾斜し前記上部カム作用シム部材の前記下面の上縁部及び下縁部を形成することにより、前記上部カム作用シム部材の前記上縁部が、前記内側端部部分から前記上部カム作用シム部材の前記下縁部より一層遠く離れるようにし、前記上部カム作用シム部材を前記下部カム作用シム部材の上方に位置させ、前記上部カム作用シム部材の前記下面を、前記下部カム作用シム部材の前記上面に滑動状態で接触させることにより、前記軸受ケ-スの前記外側端部部分を、高い温度における前記タ-ビン機械の運転中に、前記タ-ビン軸の前記端部部分に整合した状態に維持することができるようにして成る支持装置。
IPC (3件):
F01D 25/24 ,  F02C 7/00 ,  F16C 35/02
FI (5件):
F01D 25/24 L ,  F01D 25/24 J ,  F01D 25/24 T ,  F02C 7/00 E ,  F16C 35/02 Z

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