特許
J-GLOBAL ID:200903058413524591

移動通信システムにおける信号の伝送方法および拡散符号同期法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷 義一 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-355906
公開番号(公開出願番号):特開平11-196460
出願日: 1997年12月24日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】【課題】 DS-CDMAを用いたセルラ通信における高速かつ高精度な初期同期(セルサーチ)を達成すること。【解決手段】 受信信号中のシンボル#0〜#3の区間(相関検出期間1)で受信信号とロングコードと共通ショートコードを乗積した符号との相関検出を行って得た相関検出出力ベクトルをs(0)〜s(3)とする。s()はシンボルのデータ(例では+1か-1)に応じて位相が回転している。そのため、s()をそのままベクトル和してしまうとシンボル間で相関が打ち消し合う場合が生じ精度の高い相関検出ができないので、マスクシンボルBの受信タイミングで受信信号と共通ショートコードとの相関を検出して、その相関検出出力(逆拡散信号)ベクトルp(B)を用いてs()からデータ変調成分およびレイリーフェージングによる振幅、位相変動を取り除く。
請求項(抜粋):
情報レートより高速の速度の拡散符号で広帯域の信号に帯域拡大して信号を伝送する直接拡散CDMA通信方式において、情報シンボル周期の繰り返し周期を有する各基地局に共通な短周期拡散符号群と情報シンボル周期に比較して繰り返し周期の長い基地局毎に異なる長周期拡散符号群とを使用して、前記短周期拡散符号群の第1短周期拡散符号および前記長周期拡散符号群の長周期拡散符号で2重に拡散し、一定周期で前記長周期拡散符号をマスクした信号を受信し、前記受信によって得られた受信拡散変調信号に対して、前記長周期拡散符号群の長周期拡散符号と第1短周期拡散符号を乗じた符号と受信拡散変調信号との相関検出値を複数の短周期拡散符号周期にわたって検出し、検出した相関検出値を平均化し、平均化した相関検出値から前記受信信号を拡散する長周期拡散符号を検出する際に、前記第1短周期拡散符号と受信拡散変調信号との最大相関出力信号を得た時間位置における逆拡散信号を参照信号として伝搬路推定を行い、前記伝搬路推定値を用いて前記各短周期拡散符号周期間の長周期拡散符号と第1短周期拡散符号を乗じた符号と受信拡散変調信号との相関出力に含まれるデータ変調成分を検出し、前記各短周期拡散符号周期間の長周期拡散符号と第1短周期拡散符号を乗じた符号と受信拡散変調信号との相関出力に含まれるデータ変調成分および伝搬路変動にともなう位相回転を取り除いた相関出力値を同相加算によって平均化することを特徴とする拡散符号同期法。
IPC (3件):
H04Q 7/38 ,  H04B 7/26 ,  H04B 1/707
FI (3件):
H04B 7/26 109 N ,  H04B 7/26 N ,  H04J 13/00 D

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