特許
J-GLOBAL ID:200903058471286013

車両パワ-ステアリングシステムで所望の戻りトルクを生成する装置及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-176269
公開番号(公開出願番号):特開2000-025635
出願日: 1999年06月23日
公開日(公表日): 2000年01月25日
要約:
【要約】【課題】 絶対回転位置を確実に決定し、戻りトルクを段階的に変化させる。【解決手段】 車両パワーステアリングシステム24は、ロールオーバー角度の倍数により互いに分離された複数の可能な絶対位置を示す信号を出力する回転位置センサ32を備える。初期操作時には、未調整操舵位置として複数の絶対位置から一つを選択し、センサ出力変化に応じて未調整位置を更新し、該更新位置での1組の回帰オフセットをテストし、絶対位置の範囲外のものを除外し、最後に残った回帰オフセットをラッチする。テスト時に回帰オフセットの一時値がゼロの戻りトルクを提供する。ラッチ後、戻りトルク値が正しい方向のとき、一時値を最終値へ逐次増分的に変化させ、戻りトルクの突然の増加を回避する。逐次移動は、(1)一時値が最終値に達したか、(2)真の操舵位置が中心に達したかで終了する。最終値は絶対位置かくして戻りトルクを更新未調整位置で決定するため使用される。
請求項(抜粋):
中心位置の回りの全範囲に亘って変化する操舵位置を有する車両パワーステアリングシステム(24)で所望の戻りトルクを生成する方法であって、前記車両パワーステアリングシステムは、戻りトルクの提供のためアクチュエータ(46、47、48)が連結されたステアリングシャフト(29、51)と、該ステアリングシャフトがロールオーバー角度を経て連続回転するとき最小値と最大値との間を変化する出力信号を提供する回転位置センサ(32)と、を有し、これによって、ロールオーバー遷移がそのような連続回転の間に生成され、前記操舵位置の全範囲は、単一のロールオーバー角度より大きくなり、前記回転位置センサの各々の出力は、ロールオーバー角度の整数倍によって、互いから分離された複数の可能な操舵位置を示し、前記方法は、車両操作の初期時には、前記回転位置センサの検出された初期出力に対応する可能な複数の操舵位置から未調整の操舵位置を最初に選択し、検出されたロールオーバー遷移を含む前記回転位置センサの出力変化に応じて前記未調整の操舵位置を繰り返し更新し、これにより前記未調整の操舵位置が該操舵位置の全範囲に亘って連続的に変化するようにし、前記ロールオーバー角度の整数倍だけ異なる所定組の回帰オフセットから開始し、前記未調整の操舵位置が更新されて該操舵位置と結合した前記回帰オフセットのいずれが前記操舵位置の全範囲外にある可能な操舵位置を提供したかを決定したとき前記未調整の操舵位置を繰り返しテストすると共に、そのように決定されたそれらの回帰オフセットを除外し、少なくとも2つの回帰オフセットが除外されずに残っている間、第1の戻りトルクコマンドを導出し、該第1の戻りトルクコマンドを前記アクチュエータに提供して第1の戻りトルクを生成し、一つの最終的な回帰オフセットだけが除外されずに残った後、前記未調整の操舵位置と結合した該一つの最終的な回帰オフセットから絶対操舵位置を導出し、導出された絶対操舵位置から第2の戻りトルクコマンドを前記アクチュエータに提供して第2の戻りトルクを生成する、各工程を含む方法。
IPC (4件):
B62D 6/00 ,  B62D 5/04 ,  B62D101:00 ,  B62D113:00
FI (2件):
B62D 6/00 ,  B62D 5/04
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開平1-269672
  • 特開平1-263273
  • 特開平1-293274
全件表示

前のページに戻る