特許
J-GLOBAL ID:200903058496398010

流体封入式防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 三千雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-079367
公開番号(公開出願番号):特開2000-274480
出願日: 1999年03月24日
公開日(公表日): 2000年10月03日
要約:
【要約】【課題】 受圧室と平衡室を仕切る仕切部材に対して、互いに異なるチューニングが施された第一のオリフィス通路と第二のオリフィス通路を形成するに際して、それら第一及び第二のオリフィス通路におけるチューニング自由度を大きく確保することが出来ると共に、高周波側にチューニングされた第二のオリフィス通路上に流体流量を制限する可動ゴム膜を安定して配設することの出来る、構造が簡単で組み立てが容易な仕切部材を備えた流体封入式防振装置を提供すること。【解決手段】 第一の仕切体56と第二の仕切体58を相互に圧入固定して仕切部材48を構成し、それら第一の仕切体56と第二の仕切体58の間で、可動ゴム膜60の外周縁部に固着された環状プレート部材84を挟持せしめて、該可動ゴム膜60を、第一の仕切体56と第二の仕切体58の間で所定量だけ弾性変形可能に配設すると共に、該環状プレート部材84と第一の仕切体56及び/又は第二の仕切体58の重ね合わせ面間に、可動ゴム膜60の外周側を周方向に延びる形態をもって第二のオリフィス通路104を形成した。
請求項(抜粋):
第一の取付部材を、略円筒形状を有する第二の取付部材の軸方向一方の開口部側に離間して配設し、それら第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結せしめて、該第二の取付部材の軸方向一方の開口部側を流体密に覆蓋する一方、該第二の取付部材の軸方向他方の開口部側を変形容易な可撓性膜で流体密に覆蓋することにより、それら本体ゴム弾性体と可撓性膜の間に非圧縮性流体が封入された流体室を形成すると共に、該流体室の内部に仕切部材を収容配置して該流体室を軸方向両側に仕切ることにより、壁部の一部が前記本体ゴム弾性体で構成された受圧室と、壁部の一部が前記可撓性膜で構成された平衡室を、該仕切部材を挟んだ両側に形成すると共に、それら受圧室と平衡室を相互に連通する第一のオリフィス通路を設けた流体封入式防振装置において、前記仕切部材を、軸方向で相互に圧入固定された第一の仕切体と第二の仕切体を含んで構成して、該第一の仕切体の軸方向一方の端面の中央部分に収容凹所を形成し、該収容凹所に可動ゴム膜を配すると共に、該可動ゴム膜の外周縁部に環状プレート部材を固着し、該環状プレート部材を前記第一の仕切体と前記第二の仕切体の軸方向端面間で挟んで固定的に保持せしめる一方、該可動ゴム膜と該第一の仕切体の間および該第二の仕切体の間に、それぞれ、前記受圧室と前記平衡室の各一方に連通されて該可動ゴム膜の弾性変形を許容する許容スペースを形成すると共に、前記環状プレート部材を挟む第一の仕切体と第二の仕切体の少なくとも一方の面に周方向に延びる凹溝を形成して、該凹溝を該環状プレート部材で覆蓋することにより、前記少なくとも一方の許容スペースを該受圧室または該平衡室に連通させて、前記可動ゴム膜の変形に基づいてそれら受圧室と平衡室の間での流体流動を許容する、前記第一のオリフィス通路よりも高周波数域にチューニングされた第二のオリフィス通路を形成し、更に、それら第一の仕切体および第二の仕切体において、それぞれ外周面上に突出する環状突部を形成し、それら両環状突部を重ね合わせて前記第二の取付部材の軸方向他方の開口部にかしめ固定したことを特徴とする流体封入式防振装置。
IPC (2件):
F16F 13/18 ,  B60K 5/12
FI (3件):
F16F 13/00 620 R ,  B60K 5/12 F ,  B60K 5/12 J
Fターム (9件):
3D035CA05 ,  3D035CA06 ,  3D035CA21 ,  3D035CA34 ,  3J047AA03 ,  3J047CA06 ,  3J047CB06 ,  3J047DA02 ,  3J047FA02

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