特許
J-GLOBAL ID:200903058522540092

熱交換器フィン用アルミニウム合金圧延板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 武久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-302895
公開番号(公開出願番号):特開平6-128674
出願日: 1992年10月15日
公開日(公表日): 1994年05月10日
要約:
【要約】【目的】 熱交換器フィン材用のアルミニウム合金圧延板として、高強度と高延性を兼ね備え、熱伝導性も良好な材料を提供する。【構成】 Mn0.6%超2.5%以下、不純物のFe0.6%未満、Si0.5%未満、[Mn(wt%)]×[Fe(wt%)]が0.5未満、残部実質的にAlよりなり、Mn系析出物が0.01〜3μmで5×104 個/mm2 以上分布し、断面の85%以上が0.5〜15μmのサブグレイン組織もしくは微細再結晶粒組織で占められ、導電率45%IACS以上、L方向、C方向の引張り強さ120N/mm2 以上、各方向の伸び10%以上の圧延板。また、析出のための加熱を350〜550°C(610°C)×0.5〜20時間行ない、最終冷延率60%以上で冷延後、200〜500°C×0.5〜20時間最終焼鈍を施す製造方法。
請求項(抜粋):
Mn0.6wt%を越え2.5wt%以下を含有し、不純物としてのFeが0.6wt%未満、Siが0.5wt%未満にそれぞれ規制され、かつMn含有量[Mn(wt%)]とFe含有量[Fe(wt%)]との積[Mn(wt%)]×[Fe(wt%)]の値が0.5未満に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物よりなり、しかもMn系金属間化合物析出物が0.01〜3μmのサイズで5×104 個/mm2 以上の密度で分布し、さらにマトリックスの断面の85%以上の面積が0.5〜15μmの範囲内の径のサブグレイン組織もしくは微細再結晶粒組織によって占められており、さらに導電率が45%IACS以上であり、圧延方向の引張り強さと圧延方向に対し直角な方向の引張り強さがいずれも120N/mm2 以上でかつ圧延方向の伸びと圧延方向に対し直角な方向の伸びがいずれも10%を越えることを特徴とする、熱交換器フィン用アルミニウム合金圧延板。
IPC (2件):
C22C 21/00 ,  C22F 1/04
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-247841
  • 特開平1-234541

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