特許
J-GLOBAL ID:200903058527532268

静電荷像現像用トナーの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 善雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-124702
公開番号(公開出願番号):特開平6-317935
出願日: 1993年04月30日
公開日(公表日): 1994年11月15日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 トナー中に極微粒子がなく、カブリ、画像劣化等がなく、定着性の優れた微小粒径の静電荷像現像用トナーを効率良く製造できる方法を提供する。【構成】 分子量2,000〜30,000領域にメインピークを分子量10万以上の高分子領域にサブピークを有し、Mw/Mnが30以上であって、高分子領域は、架橋性モノマーユニットを有しており、多官能開始剤と単官能開始剤とを併用して重合された、Mwが120万以上の高分子重合体を含有し、高分子領域を構成する高分子量重合体と低分子量ワックスを予め有機溶剤に溶解せしめた後、低分子量重合体の有機溶剤溶液と混合し、有機溶剤を除去して得られた結着樹脂を含有する組成物を溶融混練冷却し固化物を、気流分級機で分級し、粗粉を衝突式気流粉砕機へ導入して粉砕したのち第1分級手段へ循環する一方、細粉は、コアンダ効果を利用した分級機に導入して所定粒径範囲のトナーを得る。
請求項(抜粋):
実質的にテトラヒドロフラン(THF)不溶分を含まず、THF可溶分により測定されるクロマトグラフが、分子量2,000〜30,000の領域にメインピークを有し、分子量10万以上の高分子領域にサブピーク又は肩を有し、重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)が30以上であって、該高分子領域は、構成モノマーユニットとして架橋性モノマーユニットを有しており、多官能開始剤と単官能開始剤とを併用して重合された、Mwが120万以上の高分子重合体を含有し、該高分子領域を達成する高分子量重合体と低分子量ワックスを予め有機溶剤に溶解又は分散せしめた後、メインピークを有する低分子量重合体の有機溶剤溶液と混合し、有機溶剤を除去して得られたものである結着樹脂、及び着色剤を少なくとも含有する組成物を溶融混練し、混練物を冷却固化し、固化物を気流分級機と衝突式気流粉砕機を有する粉砕分級手段により粉砕分級して、トナーを得るトナー製造方法において、?@粉砕原粉を第1分級手段へ導入して粗粉と細粉とに分級し、分級された粗粉を粉砕手段である衝突式気流粉砕機へ導入して粉砕したのち第1分級手段へ循環し、?A分級された細粉は、第2分級手段である分画手段により少なくとも3つに分画されてなる多分割分級域に導入し、粒子群をコアンダ効果により湾曲線的に降下せしめ、第1分画域に所定粒径以上の粒子群を主成分とする粗粉体を分割捕集し、第2分画域に所定粒径範囲の粒子群を主成分とする中粉体を分割捕集し、第3分画域に所定粒径以下の粒子群を主成分とする微粉体を分割捕集し、?B分級された第1分画域の粗粉体を前記粉砕手段へ導入し再び粉砕し、分級された第3分画域の微粉体を分離除去し、分級された第2分画域の中粉体をトナーとして得る製造方法であって、該第1分級手段が、分級室の底部に中央部が高くなる傾斜状の分級板を有し、該分級室において搬送エアーとともに供給された粉体材料を分級ルーバーを介して流入する気流によって旋回流動させて微粉と粗粉とに遠心分離し、微粉を分級板の中央部に設けられた排出口に接続した微粉排出シュートへ排出させるとともに、粗粉を分級板の外周部に形成した排出口より排出する気流分級機であり、該分級室の上部に粉体供給筒と、連通する環状の案内室を設け、該案内室の内周円方向の接線方向に先端を向けた複数のルーバーを設けた気流分級機であることを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。
IPC (3件):
G03G 9/087 ,  B07B 7/086 ,  G03G 9/08
FI (3件):
G03G 9/08 381 ,  G03G 9/08 321 ,  G03G 9/08 365

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