特許
J-GLOBAL ID:200903058527961657

極細鋼線の高速伸線方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢葺 知之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-174193
公開番号(公開出願番号):特開平5-023729
出願日: 1991年07月15日
公開日(公表日): 1993年02月02日
要約:
【要約】【目的】 従来伸線速度600m/min 程度に滞まっている仕上線径0.05〜0.2mmの硬鋼線の伸線方法を高速化、高能率化する。【構成】 湿式スリップ連続伸線機において、ダイス個数35〜50個、ダイス間冷却を水溶性潤滑液中で全没式で行い、かつ最終ダイスから数えて少なくとも10ダイス目までの伸線用ダイスをダイスホルダー内に特定の振動数比を有するバネ材を用いて固定し、ワイヤへの張力変動・振動を防止しつつ、仕上線径0.05〜0.2mmの硬鋼線を最終伸線速度1500〜2500m/minで、トータル真歪4〜6の高減面率加工を与えて製造する。【効果】 本発明により極細伸線機の繰り返し使用がなくなり、機械的性質、撚り加工性の優れた極細鋼線を高速で伸線可能となり、極細線の製造コストが低減できる。また、時効劣化が小さいために品質的にも優れた極細線が提供できる。
請求項(抜粋):
仕上げ線径0.05〜0.2mmφの極細鋼線を湿式スリップ連続伸線する方法において、伸線機1台につき使用ダイス数35〜50個、かつダイス-ダイス間は全て水溶性潤滑液中で完全没式冷却し、更に最終ダイスから数えて少なくとも10ダイス目までの伸線用ダイスをダイスホルダー内に下記の振動数比を有するバネ材を用いて固定し、ワイヤへの張力変動・振動を防止しつつ、最終伸線速度1500〜2500m/min で、トータル真歪4〜6の高減面率加工を行うことを特徴とする高強度極細鋼線の伸線方法。1.5≦f/fo ≦4但し、f :伸線中のダイスの振動周波数fo :バネ材の固有振動数
IPC (3件):
B21C 1/00 ,  B21C 1/04 ,  B21C 1/12

前のページに戻る