特許
J-GLOBAL ID:200903058529604509

マグネトロン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-064541
公開番号(公開出願番号):特開平5-266816
出願日: 1992年03月23日
公開日(公表日): 1993年10月15日
要約:
【要約】【目的】ベインの片側の管軸方向端面のみにストラップリングを配設した量産性良好で信頼性の高いマグネトロンを提供することにある。【構成】内外ストラップリングとそれらを収納する溝をベインの管軸方向片側の端面にのみ設け、更に、内外ストラップリングのベインとの接続用突出部分の中間に、内外ストラップリングの双方または何れか一方に、他方のストラップリングへ近寄るように突出した部分を、他方のストラップリングから同様に突出した部分または他方のストラップリングとの間で、少なくとも対向面間距離を、電気振動共振時に放電を阻止できる程度に残して設ける。
請求項(抜粋):
陽極円筒とその内周から放射状に突出した偶数個のベインで形成された偶数個の空洞共振器が、陰極を作用空間を隔てて同心に囲み、空洞共振器群内に発生した隣接空洞間で位相がπだけ異なるモードの電気振動の等電位点を相互に接続するために、ベインそれぞれの管軸方向端面に管軸から等距離に刻設した溝の内部に、径の異なる内、外ストラップリングを収納し、内、外ストラップリングが前記ベインの溝を通過する個所に、ベイン一つおきに、内ストラップリングには内側へ、外ストラップリングには外側へ、半径方向に突出した部分を設け、この突出部分でベインを一つおきに内または外ストラップリングに電気的に接続したマグネトロンにおいて、内外ストラップリングとそれらを収納する溝を、ベインの管軸方向片側の端面にのみ設け、更に、内外ストラップリングの上記ベインとの接続用突出部分の中間に、内外ストラップリングの双方または何れか一方に、他方のストラップリングへ近寄るように突出した部分を、他方のストラップリングから同様に突出した部分または他方のストラップリングとの対向面間の距離を、少なくとも、電気振動共振時に放電を阻止できる程度に残して設け、内、外ストラップリング同士の全周平均対向面間距離を小さくしたことを特徴とするマグネトロン。

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