特許
J-GLOBAL ID:200903058536630175

連続式真空熱処理炉

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯阪 泰雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-306944
公開番号(公開出願番号):特開平9-126660
出願日: 1995年10月31日
公開日(公表日): 1997年05月16日
要約:
【要約】[課題] 熱処理温度の均一性が高く、熱エネルギ・ロスおよび断熱材の消耗が小さく、更に熱処理時に部品からのガス放出の小さい連続式真空熱処理炉を提供すること。[解決手段] 連続式真空熱処理炉10の第2焼結部3は加熱区画25を備えた熱処理室11、搬送台52を搬送するチェインベルト34を配設した搬送室31、昇降機62を設けた昇降機室61からなり、被処理物Sは搬送台52、トレイ受け用断熱板53、トレイ54と重ねられたトレイ54上に載置される。昇降機62のロッド71の先端部の断熱昇降台73の台部74に立設されたガイド柱76、支柱77に支持されて被処理物Sはトレイ54と共に加熱区画25内へ挿入され、同時に断熱昇降蓋73の鍔部75が持ち上げるトレイ受け用断熱板53と昇降蓋73の台部74とによって加熱区画25の挿入用開口24が密閉されて熱処理が行われる。
請求項(抜粋):
熱処理室と搬送室とからなり、前記熱処理室は下方の連通用開口を介して前記搬送室と連通し、内部には下方を挿入用開口とした加熱区画が設けられており、前記搬送室は一方の側端に被処理物の搬入口、他方の側端に搬出口を有してそれぞれ仕切扉により開閉可能に密閉され、内部には前記被処理物の搬送機構と、該搬送機構上にある前記被処理物を上昇させて前記挿入用開口から前記加熱区画内へ挿入すると共に前記挿入用開口または前記連通用開口を塞ぐ昇降機構とが配設されている真空熱処理炉が複数連設された連続式真空熱処理炉において、前記昇降機構は前記搬送室内または外の駆動源と、該駆動源によって昇降されその先端が前記搬送室内にあるロッドと、該ロッドの先端部に固定された断熱昇降蓋とからなり、該断熱昇降蓋は前記被処理物を載置するトレイを支持するための上面部に立設された支柱と側面部に設けられた鍔とを備え、前記搬送機構は前記断熱昇降蓋の前記鍔が挿通可能に形成された比較的大きい開口を有する搬送台、該搬送台の前記比較的大きい開口上に置かれ前記支柱と前記断熱昇降蓋とが挿通可能に形成された比較的小さい開口を有するトレイ受け用断熱板、および該トレイ受け用断熱板の前記比較的小さい開口上に重ねて置かれる前記トレイとからなる載置系と、該載置系を搬送するための前記搬入口から前記搬出口にわたって配設された搬送系と、搬送されてくる前記搬送台を検知して前記加熱区画の直下に停止させるためのセンサと前記搬送台を停止位置に停止させて固定するストッパとからなる停止位置制御系とからなり、前記搬送台が前記被処理物と共に前記搬送系によって搬送され、前記停止位置制御系により前記加熱区画の直下の前記停止位置に停止固定され、前記昇降機構の前記駆動源によって前記昇降蓋が上昇されて前記支柱が前記被処理物を前記トレイと共に支持して前記挿入用開口から前記加熱区画内へ挿入し、同時に前記鍔に伴われて上昇する前記トレイ受け用断熱板と前記断熱昇降蓋とによって前記挿入用開口または前記連通用開口が断熱的に密閉され、前記被処理物が加熱されて熱処理されることを特徴とする連続式真空熱処理炉。
IPC (5件):
F27B 9/02 ,  B22F 3/10 ,  F27B 9/04 ,  F27B 9/06 ,  F27B 9/30
FI (6件):
F27B 9/02 ,  F27B 9/04 ,  F27B 9/06 E ,  F27B 9/30 ,  B22F 3/10 L ,  B22F 3/10 C

前のページに戻る