特許
J-GLOBAL ID:200903058560460434

インバータ装置の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武 顕次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-220333
公開番号(公開出願番号):特開平6-070571
出願日: 1992年08月19日
公開日(公表日): 1994年03月11日
要約:
【要約】【目的】 交流電動機の磁束と電流とを、交流電動機の回転速度の変化範囲の全てに渡って、電流制御により高精度に制御する。【構成】 電流制御器8は、電圧指令演算器5からの交流電動機の磁束を制御するd軸電圧指令とトルク電流を制御するq軸電圧指令に、インバータに対する一次角周波数指令ω1*、すなわち、電動機の回転速度の大きさに応じて、回転磁界座標系の励磁電流成分を振り分けて加算する。これは、交流電動機の電圧-電流特性を回転磁界座標系の励磁成分(d軸)とトルク電流成分(q軸)で表すと、交流電動機の回転速度の低い運転範囲で、磁束を作る励磁電流がd軸の電圧によって流れるのに対して、回転速度の高い運転範囲で、励磁電流がq軸の電圧によって流れるという発見に基づく制御であり、これにより、インバータの入力電圧の変動、電動機の回転速度に影響されることなく、交流電動機の磁束と電流とを高精度に制御することができる。
請求項(抜粋):
交流電動機の1次電流を回転磁界座標系の励磁成分とトルク成分とに分離して電流制御し、可変電圧可変周波数の交流を前記交流電動機に供給するインバータ装置の制御装置において、前記励磁成分を制御する電流制御の出力を、前記インバータの出力周波数または交流電動機の回転速度の大きさに応じた割合で、前記励磁成分の電圧指令と、前記トルク成分の電圧指令とに振り分けて加算することを特徴とするインバータ装置の制御装置。

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