特許
J-GLOBAL ID:200903058594841321

抄紙機へ適用する織物様外側表面を有している樹脂含浸ベルト

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山下 穣平
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-552921
公開番号(公開出願番号):特表2001-508845
出願日: 1998年08月04日
公開日(公表日): 2001年07月03日
要約:
【要約】織物様外側表面を持っている樹脂含浸エンドレスベルト構造を製造する方法は、円筒形心棒か又は一対の搬送ローラーか何れかの、織物様表面を持っている支持構造の使用を必要とする。エンドレスで浸透性の基礎構造は、基礎構造を縦方向の張力下に設置するのに適合している支持構造の周りに設置される。重合樹脂材料が支持構造上の基礎構造の外側の上に施工される。重合樹脂材料は基礎構造に完全に含浸し支持構造の織物様表面をコートするべくそこを通過する。重合樹脂材料の層は基礎構造の外側にも組上げられる。そこで重合樹脂材料は硬化させられ、重合樹脂材料の層に滑らかで一様な表面を与えるため研磨されても良く、そして斯くして得られたベルト構造は支持構造から取外される。ベルト構造は最後に内側を外にひっくり返され、ベルト構造の外側には支持構造の織物様表面の押印が押されており、その織物様表面はプレスニップ中で繊維質巻取り紙からプレスされた水分の一時的貯蔵用の多数のギザギザを有している。
請求項(抜粋):
請求項1 織物様外側表面を有している樹脂含浸エンドレスベルト構造を製造する方法において、前記方法は: a) 前記エンドレスベルト構造用にエンドレスで浸透性のある基礎構造を備えること、前記基礎構造は縦方向にその周りを測った長さを有しており、且つ内側と外側を有しており; b) 織物様表面を有している支持構造を備えること、前記支持構造は縦方向の張力下で前記基礎構造を設置するのに適合しており; c) 前記支持構造の周りに前記基礎構造を設置すること、前記支持構造は縦方向に前記基礎構造に前記張力を与えており、前記基礎構造の前記内側はそれにより前記支持構造の前記織物様表面と接触しており; d) 前記支持構造上の前記基礎構造の前記外側の上に重合樹脂材料を施工すること、前記重合樹脂材料は前記基礎構造に完全に含浸してそこを通過し、それにより前記重合樹脂材料に前記織物様表面の押印を与えるよう前記支持構造の前記織物様表面と接触し、前記重合樹脂材料は前記基礎構造の前記外側上に層を形成しており; e) 前記重合樹脂材料を硬化させること; f) 前記支持構造から斯くして得られた前記ベルト構造を取外すこと;及び g) 前記ベルト構造の内側を外にひっくり返し、それにより前記ベルト構造の外側に前記支持構造の前記織物様表面の押印を位置させること;の上記各段階から成る方法。請求項2 更に段階e)とf)の間で、それに滑らかで一様な表面を与えるよう重合樹脂材料の前記層を研磨する段階より成っている請求項1に記載の方法。請求項3 織物様表面を有している前記支持構造が円筒形心棒であり、前記円筒形心棒が前記基礎構造の前記長さと実質的に等しい外周を有しており、それ故前記基礎構造がその上に置かれた時縦方向の張力下にある、請求項1に記載の方法。請求項4 前記円筒形心棒がスリーブでカバーされており、前記スリーブが前記円筒形心棒に織物様表面を与える織られた布である、請求項3に記載の方法。請求項5 織物様表面を有している前記支持構造が一対の搬送ローラーであり、前記搬送ローラーの一つは前記織物様表面を有しており、前記搬送ローラーは互いに平行であって且つその周りに設置される前記基礎構造が縦方向の張力下で設置されるように互いに分離できる、請求項1に記載の方法。請求項6 前記一対の搬送ローラーの一つがスリーブでカバーされており、前記スリーブが前記搬送ローラーに織物様表面を与える織られた布である、請求項5に記載の方法。請求項7 織物様外側表面を有している樹脂を含浸したエンドレスベルト構造を製造する方法において、前記方法は: a) 前記エンドレスベルト構造用にエンドレスで浸透性の基礎構造を備えること、前記基礎構造は縦方向にその周りを測った長さを有しており、且つ内側と外側を有しており; b) 滑らかで研磨された表面を有している支持構造を備えること、前記支持構造は縦方向の張力下で前記基礎構造を設置するのに適合しており; c) 前記支持構造の周りに前記基礎構造を設置すること、前記支持構造は縦方向に前記基礎構造に前記張力を与えており、前記基礎構造の前記内側はそれにより前記支持構造の前記滑らかで研磨された表面と接触しており; d) 前記支持構造上の前記基礎構造の前記外側の上に重合樹脂材料を施工すること、前記重合樹脂材料は前記基礎構造に完全に含浸してそこを通過し、前記重合樹脂材料は前記基礎構造の前記外側上に層を形成しており; e) 前記重合樹脂材料を硬化させること; f) 前記支持構造から前記ベルト構造を取外すこと; g) 前記重合樹脂材料の層をそれの内側に位置するよう前記ベルト構造の内側を外にひっくり返すこと; h) 前記支持構造の周りに前記基礎構造を戻すこと、前記支持構造は前記基礎構造に縦方向に前記張力を再び与え、前記基礎構造の前記内側の前記重合樹脂材料の前記層はそれにより前記支持構造の前記滑らかで研磨された表面と接触しており; i) 未硬化の重合樹脂材料の上の対応する表面に押印する織物様表面を有している媒体を備えること; j) 前記基礎構造の前記外側の上に重合樹脂材料を施工すること、前記重合樹脂材料は前記基礎構造の前記外側の上に層を形成しており; k) 前記層に対応的に織物様表面を与えるよう前記基礎構造の前記外側の上の前記重合樹脂材料の前記層に織物様表面を持っている前記媒体を押しつけること; l) 前記重合樹脂材料を硬化させること;及び m) 斯くして得られた前記ベルト構造を前記支持構造から取外すこと;の上記各段階から成る方法。請求項8 更に段階e)とf)の間で、それに滑らかで一様な表面を与えるよう重合樹脂材料の前記層を研磨する段階より成っている請求項7に記載の方法。請求項9 滑らかで研磨された表面を有している前記支持構造が円筒形心棒であり、前記円筒形心棒が前記基礎構造の前記長さと実質的に等しい外周を有しており、それ故前記基礎構造がその上に置かれた時縦方向の張力下にある、請求項7に記載の方法。請求項10 滑らかで研磨された表面を有している前記支持構造が滑らかで研磨された表面を有している一対の搬送ローラーであり、前記搬送ローラーは互いに平行であって且つその周りに設置される前記基礎構造が縦方向の張力下で設置されるように互いに分離できる、請求項7に記載の方法。請求項11 織物様表面を有している前記媒材が織られた布の形の織物仕立てのベルトである請求項7に記載の方法。請求項12 織物様表面を有している前記媒材が織られた布の形の織物仕立てのベルトであって、前記織物仕立てのベルトが前記重合樹脂材料の層に対応的に織物様表面を与えるよう前記円筒形心棒の外周の一部の周りを包んでいる、請求項9に記載の方法。請求項13 織物様表面を有している前記媒材が織られた布の形の織物仕立てのベルトであって、前記織物仕立てのベルトが前記重合樹脂材料の層に対応的に織物様表面を与えるよう前記対の搬送ローラーの一つの外周の一部の周りを包んでいる、請求項10に記載の方法。請求項14 シュータイプの長尺ニッププレス用の樹脂含浸エンドレスベルトにおいて、前記樹脂含浸エンドレスベルトが: (1)基礎構造、前記基礎構造はエンドレスループの形で且つ外側と内側を有している;及び (2)前記基礎構造に含浸して前記基礎構造に流体に対する不透性を与えている重合樹脂材料からなり;前記重合樹脂材料は前記基礎構造の前記内側に内層を形成して、前記内層は滑らかな表面を有しており;且つ前記重合樹脂材料は前記基礎構造の前記外側に外層を形成して、前記外層は織物様表面を有している;ことからなる上記ベルト。請求項15 前記基礎構造が織られた布である請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。請求項16 前記基礎構造が不織布である請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。請求項17 前記基礎構造が編まれた布である請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。請求項18 前記基礎構造がより合わされた布である請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。請求項19 前記基礎構造が重合樹脂材料の押出成型されたシートである請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。請求項20 前記基礎構造が押出成型された網状布である請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。請求項21 前記基礎構造が螺旋連結の布である請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。請求項22 前記基礎構造が多数のターンで巻かれた帯材料であり、各ターンは連続継目によりそれに隣接したターンに接合されており、前記基礎構造は縦方向にエンドレスになっており、前記帯材料は織られた布、不織布、編まれた布、より合わされた布、重合体材料の押出成型されたシート及び押出成型された網状布より成っているグループから選択されている、請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。請求項23 前記重合樹脂材料がポリウレタンである請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。請求項24 前記外層の前記織物様表面が織られた布の押印より成っている請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。
引用特許:
審査官引用 (12件)
  • 特開昭60-224893
  • 特開昭60-224893
  • 特開平2-061191
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