特許
J-GLOBAL ID:200903058638569381

液圧ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神戸 典和 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-262884
公開番号(公開出願番号):特開平6-087418
出願日: 1992年09月04日
公開日(公表日): 1994年03月29日
要約:
【要約】【目的】 アンチロック制御手段の正常時には後輪のブレーキ力が強化されることによって前輪のブレーキ装置の負担が軽減され、アンチロック制御手段故障時には後輪のロックの発生を抑制することのできる液圧ブレーキ装置を得る。【構成】 液圧ブレーキ装置において、マスタシリンダ液圧を前輪のホイールシリンダに供給する一方、後輪のホイールシリンダにはマスタシリンダ液圧より大きいブースタ液圧を供給することにより、後輪のブレーキ力を通常のPバルブ付車両より大きくして前輪ブレーキの負荷を軽減し、後輪ロックにはアンチロック制御により対処する。アンチロック制御手段故障時には全輪の制動をマスタシリンダ液圧で行うことにより後輪のブレーキ力低下させ、後輪ロックの発生を抑制する。
請求項(抜粋):
ブレーキ操作装置と、そのブレーキ操作装置の操作に応じてブレーキ液圧を出力するマスタシリンダと、ブレーキ液を所定の圧力に昇圧してパワー液圧を出力するパワー液圧源と、そのパワー液圧源が出力したパワー液圧を前記ブレーキ操作装置の操作に応じて調圧してブレーキ液圧を出力する液圧制御装置と、その液圧制御装置のブレーキ液圧と前記マスタシリンダのブレーキ液圧とのいずれかを各車輪のホイールシリンダに伝達するとともに少なくとも一部のホイールシリンダには前記マスタシリンダと前記液圧制御装置とを択一的に連通させる切換弁を有する液圧路と、切換弁を制御する切換弁制御手段と、アンチロック制御手段とを備えた液圧ブレーキ装置において、同じブレーキ操作力に対する前記マスタシリンダと前記液圧制御装置とのブレーキ液圧の大きさを互いに異ならせるとともに、前記切換制御手段を、少なくともアンチロック制御手段が正常であって、かつ、非作動状態にある制動時には、前輪のブレーキに連通する液圧路と後輪のブレーキに連通する液圧路の一方を前記液圧制御装置と連通させ、他方を前記マスタシリンダに連通させる状態に前記切換弁を切り換えることにより、後輪のホイールシリンダには前輪のホイールシリンダより大きなブレーキ液圧が供給される状態とする一方、アンチロック制御手段が故障した状態では前輪と後輪とのホイールシリンダを共に前記マスタシリンダと前記液圧制御装置とのいずれか一方に連通させる状態に前記切換弁を切り換えるものとしたことを特徴とする液圧ブレーキ装置。
IPC (2件):
B60T 8/26 ,  B60T 15/36

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