特許
J-GLOBAL ID:200903058655536179

スクロール式流体機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-229656
公開番号(公開出願番号):特開平9-053575
出願日: 1995年08月15日
公開日(公表日): 1997年02月25日
要約:
【要約】【課題】 自転防止機構を無給油式のものに対しても適用できるようにし、潤滑剤が外部に漏洩するのを防止して、耐久性や寿命を向上させる。【解決手段】 ケーシング5と旋回スクロール14の背面との間にスライダ25を摺動可能に配設し、各X軸ガイド23、各Y軸ガイド24によって該スライダ25の摺動変位を2軸(X,Y軸)方向に規制すると共に、該スライダ25の各貫通穴25B内には、各筒状部材および一対の摺接リングからなる各筒状体26を嵌入させて設け、該筒状体26内にはグリースと共に各球体27を収容する構成としている。この結果、スライダ25のX軸,Y軸方向変位により旋回スクロール14の自転を防止でき、旋回スクロール14の旋回動作を円滑に補償できると共に、各球体27を摺動面19B,21Aに対して円滑に転動させながらスライダ25を摺動変位させることができる。
請求項(抜粋):
ケーシングと、該ケーシングに一体的に設けられた固定スクロールと、基端側が前記ケーシングに回転可能に支持され先端側がクランクとなった駆動軸と、該駆動軸のクランクに旋回可能に設けられ前記固定スクロールとの間に複数の圧縮室を画成する旋回スクロールと、該旋回スクロールの自転を防止する自転防止機構とからなるスクロール式流体機械において、前記ケーシングと旋回スクロールとの間に配設され、該旋回スクロールの周方向に離間してスラスト方向に延びる複数の貫通穴が穿設されたスライダと、該スライダの各貫通穴内に挿嵌され、スラスト方向の両端側が前記ケーシング側と旋回スクロールの背面側とに摺接する摺接部となった筒状体と、該各筒状体内に挿入され、前記旋回スクロールからのスラスト方向の荷重を受承するように前記ケ-シング側と旋回スクロールの背面側とに転動可能に接触する転動子と、該各転動子を潤滑状態に保つように前記各筒状体内に封入された潤滑剤とを備える構成としたことを特徴としてなるスクロール式流体機械。
IPC (3件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02 ,  F04C 29/06
FI (3件):
F04C 18/02 311 D ,  F04C 18/02 311 Y ,  F04C 29/06 D

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