特許
J-GLOBAL ID:200903058678128841

金属ガスケット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-175401
公開番号(公開出願番号):特開平6-265022
出願日: 1993年07月15日
公開日(公表日): 1994年09月20日
要約:
【要約】【目的】エンジンの高性能化に対応してシリンダボア周りに安定した高い面圧を付与して高いシール性を得る金属ガスケットを提供する。【構成】二以上のシリンダボア孔4と各シリンダボア孔4の周囲の平坦部6を介した外周に形成されたボア孔ビード7とそのうち隣合うシリンダボア孔4間に形成された直線状のボア孔ビード8とを備える二枚の基板1,2間に,同形状のシリンダボア孔5の周囲に周縁部9と隣合う周縁部9を連続した連続部10とからなる副板3を介装し、前記副板3の周縁部9の外周端部を前記ボア孔ビード7の幅の範囲内で変化させて当該副板3の幅を変化させると共にボア孔ビード7の幅を変化させてエンジン部材に発生する面圧を均一化し、副板3の連続部10には,前記直線状のボア孔ビード8内に収納可能な直線状のビード11を形成してシリンダボア間の面圧を制御可能とする構成とした。
請求項(抜粋):
重合される二枚の弾性金属製基板の内側面間に,各基板より板厚の薄い副板を介装して積層した金属ガスケットであって、各基板及び副板にはそれらを積層したときに貫通するシリンダボア孔を少なくとも二以上形成し、各基板の各シリンダボア孔の周囲には,平坦部を介したその外周に各基板の外側面から外側に突出するビードを形成し、各基板にあって隣合うシリンダボア孔の間には,互いに両者を共用し且つ両シリンダボア孔の中心点を結ぶ直線と直交する直線状のビードを形成し、前記副板は前記各シリンダボア孔の周囲にのみ存在する略円形の周縁部と当該副板の隣合うシリンダボア孔の間に相当する部位を連続した連続部とからなり、何れか一方の基板の内側面には,前記副板のシリンダボア孔の内周面を当該基板のシリンダボア孔の内周面に一致させて,当該副板を前記基板の平坦部のうちのシリンダボア孔寄りに全周固着し、その副板の周縁部の外周端部を前記基板に形成されたビードの幅の範囲内で変化させて各周縁部の幅に変化をもたせると共に,前記副板の連続部にのみ前記基板の直線状のビード内に収納可能な直線状のビードを形成したことを特徴とする金属ガスケット。

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