特許
J-GLOBAL ID:200903058847951889

磁気シールド装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 中島 淳 ,  加藤 和詳 ,  西元 勝一 ,  福田 浩志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-125717
公開番号(公開出願番号):特開2008-282983
出願日: 2007年05月10日
公開日(公表日): 2008年11月20日
要約:
【課題】パッシブ方式とアクティブ方式の磁気シールドを併用させることにより広帯域の磁気ノイズに対して磁気遮蔽効果を発揮する、低コストかつ制御が容易な磁気シールド装置を提供する。【解決手段】磁気シールド壁12に覆われた磁気遮蔽空間Vの内部に磁気センサー14が設けられ、磁気シールド壁12の外側にコイル16が設けられている。そして、磁気遮蔽空間V内の磁気ノイズの磁界強度を磁気センサー14によって計測し、この磁気センサー14から出力された参照信号に基づいて、制御手段18により低周波逆位相信号P2と位相調整信号Q5とを合成した信号を電流に変換してコイル16に流す。これにより、コイル16から磁界を発生させて磁気ノイズを抑制し、磁気遮蔽効果を発揮させることができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
磁気を遮蔽する磁気シールド壁に覆われた磁気遮蔽空間と、 前記磁気シールド壁の外側に設けられたコイルと、 前記磁気遮蔽空間の内部に設けられ、前記磁気遮蔽空間内の磁気ノイズの磁界強度を計測して参照信号として出力する磁気センサーと、 前記コイルに電流を流して該コイルから発生させる磁界を制御する制御手段と、 を備え、 前記制御手段は、 前記参照信号から第1所定値以下の周波数の低周波信号を抽出する低域通過フィルタ手段と、 前記低周波信号を前記低周波信号の位相を反転させた低周波逆位相信号に変換する低周波位相反転手段と、 前記参照信号から前記第1所定値よりも大きい第2所定値と等しい周波数の高周波信号を抽出する帯域通過フィルタ手段と、 前記高周波信号を前記高周波信号の位相を反転させた高周波逆位相信号に変換する高周波位相反転手段と、 前記磁気シールド壁を通過して前記磁気遮蔽空間の外部から内部へ磁気が侵入するときに生じる該磁気の位相遅れ時間の予測値と前記コイルから発生させる磁界の出力遅れによって生じる位相遅れ時間の予測値とを合計した位相遅れ予測時間以上でありかつ前記高周波逆位相信号の周期を整数倍した時間である値から、前記位相遅れ予測時間を引いた位相調整時間だけ、前記高周波逆位相信号の位相を遅らせて前記高周波逆位相信号を位相調整信号に変換する位相調整手段と、 前記低周波逆位相信号と前記位相調整信号とを合成した信号を電流に変換して前記コイルに流す電流供給手段と、 を有することを特徴とする磁気シールド装置。
IPC (1件):
H05K 9/00
FI (1件):
H05K9/00 H
Fターム (12件):
2G017AC01 ,  2G017AD32 ,  4C027AA10 ,  4C096AB48 ,  4C096AD08 ,  4C096AD19 ,  4C096CA38 ,  4C096FC01 ,  5E321AA05 ,  5E321AA33 ,  5E321AA42 ,  5E321GG07
引用特許:
出願人引用 (2件)

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