特許
J-GLOBAL ID:200903058861274130

尿素を用いた脱硝装置と方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松永 孝義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-214053
公開番号(公開出願番号):特開平8-071372
出願日: 1994年09月07日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【目的】 液化アンモニアより安全で取扱いの容易な尿素あるいは尿素水溶液を用い、アンモニアと同様に脱硝用還元剤として使用する技術とそれを用いた脱硝方法を提供すること。【構成】 アリカリ金属、アリカリ土類金属もしくは希土類元素の中の一種以上の炭酸塩および/または水酸化物もしくは鉱酸のアンモニウム塩の水溶液を用いて尿素もしくは尿素水溶液を加水分解して連続的にNH3とCO2を発生させ、生成したNH3、CO2と水蒸気の混合気体を排ガス中に注入し、当該NH3によって排ガス中のNOxを脱硝触媒上で接触還元する尿素を用いた脱硝装置において、尿素もしくは尿素水溶液の供給量と当該触媒溶液の供給量を適宜、調整して混合し、瞬時に加熱し、気液分離により分離された気体部を排ガス中に注入する。さらに、分離液体部すなわち触媒液を回収し、循環利用することにより廃液の処理が不要で、かつ経済的な脱硝装置を提供できる。
請求項(抜粋):
尿素もしくは尿素水溶液を加水分解して連続的にアンモニアを発生させる加水分解触媒溶液と、生成したアンモニアを含む混合気体を排ガス中に注入し、当該アンモニアによって排ガス中の窒素酸化物を脱硝触媒上で接触還元する尿素を用いた脱硝装置において、尿素もしくは尿素水溶液タンクと該尿素もしくは尿素水溶液の供給ラインと、尿素加水分解触媒溶液タンクと該尿素加水分解触媒溶液の供給ラインと、前記両供給ラインから送られる尿素もしくは尿素水溶液と尿素加水分解触媒溶液を混合する手段と、混合溶液を加熱する手段と、加熱された混合溶液から気液分離を行う気液分離手段と、該気液分離手段により分離されたアンモニアを含む気体を排ガス中に注入する手段と、該気液分離手段により分離された液体を触媒溶液収納タンクに回収/循環利用する手段とを設けたことを特徴とする尿素を用いた脱硝装置。
IPC (2件):
B01D 53/94 ,  B01D 53/86 ZAB
FI (2件):
B01D 53/36 101 A ,  B01D 53/36 ZAB
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 尿素を用いた脱硝方法および装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-320054   出願人:バブコック日立株式会社
  • 脱硝装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-178147   出願人:バブコツク日立株式会社
  • 特開平3-196817
全件表示

前のページに戻る