特許
J-GLOBAL ID:200903058874688480

冷間加工性に優れた鋼材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 道雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-096576
公開番号(公開出願番号):特開平8-291362
出願日: 1995年04月21日
公開日(公表日): 1996年11月05日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 各種機械、自動車等の部品に、鍛造、転造等の冷間加工により成形し、熱処理して使用される冷間加工性のすぐれた鋼材、およびその製造方法の提供。【構成】 C,Si,Mn,SoL.AL,B,N,NiおよびCaが特定された鋼において、組織がフェライト、球状化セメンタイトおよび黒鉛粒子からなり、かつC含有量の20〜75%が黒鉛化していて、断面観察にて直径20μm を超える黒鉛粒子がなく、かつ直径3 〜20μm の粒子がC重量%×100 個/mm2 以上、C重量%×1000個/mm2 以下の頻度で分布している加工性にすぐれた鋼材。その製造方法は、800 〜1000°Cの範囲で加工を完了して、10〜100 °C/min の冷却速度にて500 °C以下まで冷却した後、600 〜720 °Cにて4 〜50時間の焼鈍をおこなうか、または熱間加工の後、加工度3 〜40%の冷間加工をおこない、600 〜720 °Cにて1 〜24時間の焼鈍を施す。
請求項(抜粋):
重量割合にてC:0.30〜0.70%、Si:0.20〜0.60%、Mn:0.05〜0.60%、sol.Al:0.05〜0.50%、B:0.0005〜0.0050%、N: 0.002〜 0.010%、Ni:2.00%以下、およびCa:0.01%以下を含み、残部が実質的にFeおよび不可避的不純物であって、鋼組織がフェライト、球状化セメンタイトおよび黒鉛粒子からなり、C含有量の20〜75%が黒鉛化していて、断面観察にて直径20μm を超える黒鉛粒子がなく、かつ直径 3〜20μm の黒鉛粒子がC重量%× 100個/mm2以上、C重量%×1000個/mm2 以下の頻度で分布していることを特徴とする加工性に優れた鋼材。
IPC (3件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/00 ,  C22C 38/08
FI (3件):
C22C 38/00 301 A ,  C21D 8/00 A ,  C22C 38/08

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