特許
J-GLOBAL ID:200903058885054050

建物構造体の建築工法及び建物構造体の扛重装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐野 義雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-269253
公開番号(公開出願番号):特開平9-088185
出願日: 1995年09月22日
公開日(公表日): 1997年03月31日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 地上で最上階の建物躯体を完成させ、完成した建物躯体を順次扛重し、所要階数の中高層階の建物構造体を構築せしめ、高所作業の無い建物が効能的に得られる建築工法と扛重装置を提供する。【解決手段】 建物躯体の複数の主柱の外方または内方に主柱に近接して、少なくとも1層階以上の背高の架台1を配し、架台の頂部よりスクリューロッド6を2本吊下げ、スクリューロッドに対し昇降梁5を回転不動のナットを介して係合し、また昇降梁には建物躯体の梁に直角方向に可動な2本の荷重受け梁14を載置し、荷重受け梁の先端で建物躯体の主柱両側の梁の下面を支持するようにし、昇降梁に少なくとも2ケ所設けた摺動部材22と架台の摺動ガイド面の係合で昇降梁の前倒れ転倒を抑制しつつ、スクリューロッドを回転させることにより昇降梁および荷重受け梁を上昇あるいは下降させ建物躯体を昇降させる。
請求項(抜粋):
施工レベルを調整した施工用ブロック上で中高層階の建物構造体を最上階より組み立てたのち、これを1層階分扛上することにより生ずる空間部に次の下層階を順次組み立てる建物構造体の建築工法において、最上階の建物躯体の建築作業が略完了したのち、該建物躯体を構成する主柱近傍の両側梁下面を支持して最上階の建物躯体を昇降操作可能な扛重手段により1層階分余扛上し、当該建物躯体の下方に次層階の作業空間を形成する工程、最上階の建物躯体を1層分余上方に保持したまま前記作業空間に次段の次層階の主柱を最上階の主柱直下に搬入,位置決めし、最上階の主柱下端と取り合うように持ち上げた状態で主柱同志を結合するとともに、この作業と相前後して梁を組み立てるなどして次層階の躯体建築作業を略完了させる工程、次層階の躯体建築作業が略完了し、この躯体が構造強度を有した段階で最上階建物及び次層階躯体の荷重を施工用ブロック上に降下し、次層階建物躯体の主柱下端で施工用ブロック上に支持せしめるようにした後に最上階の梁下面支持を解除する工程、次いで、この次層階を構成する主柱近傍の両側梁下面を支持し、この次層階を含めた建物躯体を1階分扛上し、これの下方に次々層階の作業空間を形成する工程、以下前記と同様の工法を順次繰り返して所要階層の建物構造体を構築し、既に構築された2階を含む上層階の建物躯体全体を1階の構築に必要な高さまで扛重し、2階建物躯体を構成する主柱と基礎の間に1階の主柱を乗載結合したのち、1階の建築作業を完了させる工程、とからなることを特徴とする建物構造体の建築工法。
IPC (3件):
E04B 1/35 ,  E04G 21/14 ,  E04G 21/16
FI (3件):
E04B 1/35 H ,  E04G 21/14 ,  E04G 21/16

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