特許
J-GLOBAL ID:200903058894292036

グラフト共重合体の製造法およびその組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-201454
公開番号(公開出願番号):特開平6-049145
出願日: 1992年07月28日
公開日(公表日): 1994年02月22日
要約:
【要約】【目的】 耐薬品性、ガス遮断性が優れ、耐衝撃性と成形加工性のバランスに優れた高ニトリルグラフト共重合体およびそれを含んでなる組成物の提供。【構成】 ゴム重合体ラテックス中でアクリロニトリル(一例)およびスチレン(一例)を乳化重合させる際に、ゴム重合体ラテックスとして平均粒径の異なる2種のラテックスを経時的に併用することからなるグラフト共重合体の製造法、ならびに得られたグラフト共重合体をアクリロニトリル(一例)-スチレン(一例)共重合体にブレンドしてなる耐衝撃性樹脂組成物(定量的条件あり)。【効果】 上記の目的が達成される。グラフト共重合の際、各々の平均粒子径を有するゴム質重合体のグラフト反応を二段階で行なうため、第1工程と第2工程で使用するグラフト単量体の供給量及び重合系の転化率などを制御することによって、各々の粒径に最適なグラフト率などの構造調整が容易。
請求項(抜粋):
ゴム重合体ラテックス中でシアン化ビニル単量体50〜90重量%及び芳香族ビニル単量体10〜50重量%からなる単量体を主成分とする単量体混合物を乳化重合させてグラフト共重合体を製造するに当り、ゴム重合体と単量体混合物の割合がゴム重合体10〜80重量部に対して単量体混合物90〜20重量部(両者の合計を100重量部とする)であり、この乳化重合を少なくとも下記の第一工程および第二工程からなる複数段階で実施することを特徴とする、グラフト共重合体の製造法:第一工程: 全ゴム重合体の10〜40重量%(固形分基準)のゴム重合体を含有する重量平均粒子径0.25〜0.65μmのゴム重合体ラテックス中で、全単量体の5〜70重量%に相当する量の単量体を転化率20〜65%の範囲で乳化重合させる。第二工程: 第一工程から得られるラテックスに、全ゴム重合体の残部に相当する量(固形分基準)の重量平均粒子径0.05〜0.25未満μmのゴム重合体ラテックスを加え、この混合ラテックス中で全単量体の残部に相当する量の単量体を乳化重合させる。
IPC (5件):
C08F279/02 MQP ,  C08F 2/22 MBS ,  C08L 25/12 LDW ,  C08L 33/20 LJN ,  C08L 55/02 LME
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭49-085138
  • 特開昭50-077495
  • 特開昭57-051710

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