特許
J-GLOBAL ID:200903058931033631

冷媒循環サイクルの膨張弁制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大貫 和保
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-354424
公開番号(公開出願番号):特開平6-185814
出願日: 1992年12月16日
公開日(公表日): 1994年07月08日
要約:
【要約】【目的】 膨張弁を熱負荷の変動に対して精度良く制御できると共に、冷媒循環サイクルの過熱度の変動を滑らかにする。【構成】 熱負荷が所定値以上変化した場合、目標過熱度の設定値を初期設定値から所定値変化させ、膨張弁開度の制御因子である目標過熱度と実過熱度との差を熱負荷の変化に対応させて変化させることができるために、熱負荷の変化に対して瞬時に膨張弁開度を制御でき、また前記目標過熱度の設定値による膨張弁開度制御が所定時間実行された後、実過熱度が前記目標過熱度の変化と同方向に変化した場合には、前記目標過熱度の設定値を徐々に初期設定値に戻し、さらに実過熱度が前記目標過熱度の変化と逆方向に変化した場合には、前記目標過熱度の設定値を所定時間継続させた後、初期設定値に戻すようにしたことによって、冷媒の過熱度を一定に保つ。
請求項(抜粋):
少なくともコンプレッサ、コンデンサ、エバポレータ、膨張弁を配管結合してなる冷媒循環サイクルにおいて、前記冷媒循環サイクルを流れる冷媒の実過熱度を検出する実過熱度検出手段と、前記冷媒循環サイクルの熱負荷の変化を検出し、この熱負荷の変化が所定値以上であるか否かを判定する熱負荷変化判定手段と、この熱負荷変化判定手段によって熱負荷変化が所定値以上であると判定された場合、前記冷媒循環サイクルの目標過熱度の設定値を初期設定値から所定値変化させる目標過熱度設定手段と、この目標過熱度の設定値による制御を所定時間継続した後、前記実過熱度検出手段によって検出された実過熱度が前記目標過熱度の変化と同方向に変化した場合には、前記目標過熱度の設定値を徐々に前記初期設定値に戻し、実過熱度が前記目標過熱度の変化と逆方向に変化した場合には、前記目標過熱度の設定値を実過熱度が初期目標過熱度に達するまで保持した後、前記初期設定値に戻す目標過熱度調整手段と、前記実過熱度検出手段による実過熱度を、前記目標過熱度調整手段及び目標過熱度調整手段とによって設定された前記目標過熱度に一致させるように前記膨張弁の開度を制御する膨張弁開度制御手段とを具備することを特徴とする冷媒循環サイクルの膨張弁制御装置。
IPC (2件):
F25B 1/00 304 ,  B60H 1/32 102

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