特許
J-GLOBAL ID:200903058965388870

照合回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-310464
公開番号(公開出願番号):特開平11-143841
出願日: 1997年11月12日
公開日(公表日): 1999年05月28日
要約:
【要約】【課題】2つの演算手段を同じソフトウェアにより同期動作させ、比較照合が容易なデータを出力させることで、信頼度の高い照合回路を提供する。【解決手段】同期動作するU, V系のMPU1, 2と、各MPU1, 2からの比較結果出力を比較する比較回路3と、から構成され、各MPU1, 2は、それぞれΔT 割込信号及びΔT/2 割込信号を発生し同期がとられ、ΔT 割込信号が発生すると、選択した比較データを他系に出力して、他系からの入力データと自系の比較対照データとを比較して比較結果出力を比較回路3に出力し、次に、ΔT/2 割込信号が発生すると、他系に送るデータをビット反転させ、更に、ΔT/2割込信号発生後に所定時間が経過すると、自系の比較対照データをビット反転させる。これにより比較回路3には一致、不一致を交互に示す比較結果出力が各系から送られ、それらが一致すると正常動作を示す交番信号が外部に出力される。
請求項(抜粋):
個別に計時動作を行い、同期して同じ処理を実行し、該処理データをそれぞれ出力する2つの演算手段と、該各演算手段の処理データを比較照合することにより動作確認を行う比較手段とを備えた照合回路において、前記各演算手段が、各々の計時動作に基づいて所定の時間間隔で周期的に第1、2割込信号を発生する割込信号発生部と、一方の演算手段で発生した第1割込信号、及び他方の演算手段で発生した第2割込信号に基づいて同期をとる同期調整部と、前記第1割込信号の発生時に、自己の処理データから選択した比較データを伝送データとして相手方の演算手段に出力すると共に前記比較データを自己の比較対照データとして保持し、前記第2割込信号の発生時に、前記伝送データをビット反転させて相手方の演算手段に出力し、前記第2割込信号発生後の所定時間経過時に、前記保持された比較対照データをビット反転させるデータ制御部と、前記第1割込信号の発生時及び前記第2割込信号の発生時に、相手方の演算手段からの伝送データと自己の比較対照データとが一致するか否かを比較し、該比較結果を前記比較手段に出力するデータ比較部と、前記第2割込信号発生後の所定時間経過時に、相手方の演算手段からの伝送データと自己の比較対照データとを比較して不一致となるとき、自己での異常発生を検出して動作を停止させる異常検出部と、を備え、前記比較手段が、前記各演算手段のデータ比較部からの比較結果出力が一致するときにのみ正常動作を示す信号を出力する構成としたことを特徴とする照合回路。

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