特許
J-GLOBAL ID:200903059001108530

アンチスキッド制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-061440
公開番号(公開出願番号):特開平9-249109
出願日: 1996年03月18日
公開日(公表日): 1997年09月22日
要約:
【要約】【課題】 センタディファレンシャルギヤが拘束状態にあてっても、効果的に制御を行い得るアンチスキッド制御装置を提供する。【解決手段】 センタデフが拘束状態にあり(ステッフ ゚160)、μスプリット路走行中ではなく(ステッフ ゚170)、4輪落込みに特有な現象が検出(ステッフ ゚180)された場合に判定フラグをオン(ステッフ ゚190)する。そして、判定フラグがオンされ且つ前輪の低速側輪の制御モードが減圧モードである場合に、後輪の制御モードも強制的に減圧モードとし(ステッフ ゚260〜280) 、それ以外の場合は、通常通りのアンチスキッド制御(ステッフ ゚240,250)を行う。本当に制御が必要な時にだけ後輪3,4のブレーキ油圧を制限するので、4輪落込状態以外の時に不必要に後輪3,4のブレーキ油圧が減圧され制動距離が延びてしまうことがない。
請求項(抜粋):
一対の前輪に前輪駆動軸からの駆動力を伝達すると共に該前輪間の回転差を吸収する前輪差動機構、一対の後輪に後輪駆動軸からの駆動力を伝達すると共に該後輪間の回転差を吸収する後輪差動機構、上記前輪駆動軸及び上記後輪駆動軸間の回転差を吸収する中央差動機構、該中央差動機構の差動動作を拘束する拘束機構を備えた4輪駆動車に装着され、上記前後輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、該車輪速度検出手段の検出結果に基づき、最高速輪の車輪速度から車体速度を推定する車体速度推定手段と、車両制動時に、上記車体速度推定手段で推定された車体速度及び上記車輪速度検出手段で検出された上記前後輪の車輪速度に基づき、上記前後輪へのブレーキ圧力を調整して、上記前後輪と路面との間に過度なスリップが生じることのないように制御する制動力制御手段と、を備えたアンチスキッド制御装置において、上記中央差動機構の差動動作が上記拘束機構により拘束された拘束状態を検出する拘束状態検出手段と、該拘束状態検出手段により上記中央差動機構の拘束状態が検出されると、上記車輪速度検出手段の検出結果に基づき、上記前後輪の車輪速度が全て実際の車体速度より落ち込んだ4輪落込状態にあるか否かを判定する4輪落込判定手段と、を設けると共に、上記制動力制御手段に、上記4輪落込判定手段により4輪落込状態にあると判定されると、上記後輪へのブレーキ圧力を制限する制限制御手段を設けたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
IPC (3件):
B60T 8/58 ,  B60K 17/35 ,  B60T 8/66
FI (3件):
B60T 8/58 C ,  B60K 17/35 B ,  B60T 8/66 Z

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