特許
J-GLOBAL ID:200903059003311023

永久磁石式リラクタンス型回転電機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-008911
公開番号(公開出願番号):特開2002-252939
出願日: 1997年10月31日
公開日(公表日): 2002年09月06日
要約:
【要約】【課題】 小形、高出力にして広範囲の可変速運転が可能な永久磁石式リラクタンス型回転電機を実現する。【解決手段】 この発明の永久磁石式リラクタンス型回転電機は、磁極軸に沿って形成された空洞部5に配置されている永久磁石6が磁極軸とほぼ直交する方向に磁化されているので磁極間から侵入する磁束を反発させ、さらに永久磁石の比透磁率がほぼ1であるので永久磁石方向の磁気抵抗を高くする働きをする。したがって電機子コイル2の磁束は磁極間をほとんど通らずに磁極部の鉄心を通るように分布し、この結果、空隙磁束分布に凹凸ができ、磁気エネルギ変化により大きなリラクタンストルクを発生する。また磁極間の外周に沿って形成された第2の空洞部に配置された永久磁石の磁束が電機子コイルと鎖交することによってトルクを発生する。このため、これらのトルクの合計により高トルクを発生する。
請求項(抜粋):
電機子コイルを有する固定子と、円筒形の回転子鉄心の内部の所定箇所に永久磁石を挿入した回転子とから成る永久磁石式リラクタンス型回転電機であって、前記回転子は、電機子磁束を容易に通過させ、磁気的に凸となる偶数の磁極部と電機子磁束を容易に通過させない磁気的に凹となる偶数の磁極間とを回転子回転方向に交互にかつ等幅に備え、前記磁極部それぞれは、それぞれの位置に存在する前記回転子鉄心のみによって形成し、前記磁極間それぞれは、その両側に位置し、隣接する磁極部それぞれの磁極軸に沿った方向に細長く形成された長方形状の第1の空洞部と、回転子の外周近くに位置し、回転子回転方向に細長く形成された長方形状の第2の空洞部とを有し、前記第1の空洞部それぞれに、隣接する磁極部の磁極軸に直交する方向に磁化され、当該磁極間から隣接する磁極部に侵入する電機子磁束を反発する第1の永久磁石を挿入し、前記第2の空洞部に回転子の径方向に磁化され、電機子磁束を反発する第2の永久磁石を挿入し、回転子回転方向の1つおきの磁極間それぞれにおいて、前記第1の永久磁石それぞれはN極同士を向かい合わせ、かつ前記第2の永久磁石はS極を回転子中心側に向かせ、前記回転子回転方向の残りの1つおきの磁極間それぞれにおいて、前記第1の永久磁石それぞれはS極同士を向かい合わせ、かつ前記第2の永久磁石はN極を回転子中心側に向かせることによって磁極間それぞれに配置された各永久磁石の磁束が互いに加え合せとなる方向にしたことを特徴とする永久磁石式リラクタンス型回転電機。
IPC (5件):
H02K 1/27 501 ,  H02K 1/27 ,  H02K 1/22 ,  H02K 19/10 ,  H02K 21/14
FI (5件):
H02K 1/27 501 A ,  H02K 1/27 501 K ,  H02K 1/22 A ,  H02K 19/10 A ,  H02K 21/14 M
Fターム (25件):
5H002AA01 ,  5H002AA09 ,  5H002AB07 ,  5H002AE08 ,  5H619AA01 ,  5H619BB01 ,  5H619BB13 ,  5H619BB24 ,  5H619PP02 ,  5H619PP06 ,  5H619PP08 ,  5H621GA01 ,  5H621HH01 ,  5H621JK02 ,  5H621JK05 ,  5H622AA03 ,  5H622CA02 ,  5H622CA07 ,  5H622CA13 ,  5H622CB03 ,  5H622CB05 ,  5H622CB06 ,  5H622DD02 ,  5H622PP11 ,  5H622QB02
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 磁石埋込形モータ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-167213   出願人:松下電器産業株式会社
  • ブラシレスDCモータ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-142216   出願人:ダイキン工業株式会社
  • ブラシレスモータの回転子
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-229529   出願人:セイコーエプソン株式会社
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