特許
J-GLOBAL ID:200903059026528984
球状黒鉛鋳鉄鋳物の製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
村井 卓雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-092963
公開番号(公開出願番号):特開平10-263794
出願日: 1997年03月27日
公開日(公表日): 1998年10月06日
要約:
【要約】【課題】 肉厚変動の大きい自動車の足廻り鋳物において、厚肉部に冷し金を中子として用いることによって、薄肉部と同様に黒鉛が微細化し、さらに基地組織もフェライト化するため、靭性が高く疲労強度および切削性にも優れた球状黒鉛鋳鉄鋳物の製造方法を提供する。【解決手段】 肉厚変動の大きい足廻り鋳物の肉厚部鋳型キャビティー内に、冷し金を中子として用いることを骨子とし、冷し金によって共晶凝固開始温度直上100Kから共晶凝固温度までの平均冷却速度を大きくするため、薄肉部と同様な微細黒鉛が得られる。また、モジュラス設計した冷し金によって共析変態点通過速度も制御できるため、厚肉部においてもフェライト基地中に薄肉部と同様25μm以下に微細化した球状黒鉛が分散した組織の鋳物が得られる。
請求項(抜粋):
貫通孔が形成された厚肉部と薄肉部を有する自動車用足廻部品を球状黒鉛鋳鉄鋳物により製造する方法において、厚肉部の黒鉛粒径を微細化させるための冷し金を中子としてセットした厚肉部を有する鋳型キャビティー内に球状黒鉛鋳鉄溶湯を鋳造することを特徴とする球状黒鉛鋳鉄鋳物の製造方法。
IPC (3件):
B22D 27/20
, B22D 15/00
, C21C 1/10
FI (3件):
B22D 27/20 C
, B22D 15/00 B
, C21C 1/10 B
前のページに戻る