特許
J-GLOBAL ID:200903059056367110

レンズ保持部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井上 義雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-025185
公開番号(公開出願番号):特開平11-211957
出願日: 1998年01月23日
公開日(公表日): 1999年08月06日
要約:
【要約】【課題】 光学レンズの脱落防止を図ったレンズ保持部材を提供する。【解決手段】 レンズホルダ1には、レンズ室7の接着面9にV字断面の環状溝11が2条形成されており、これらV字溝11の谷部13が凹部となっている。接着面9と光学レンズ5との間隙21に接着剤が注入されると、接着剤23は、その一部はV字溝11の谷部13にも進入し、所定時間が経過することにより硬化する。レンズ鏡筒が炎天下で使用されると、外気温の上昇によるレンズホルダ1の熱膨張量が大きいため、接着面9と光学レンズ5との間隙21が拡がる。この場合、接着剤23には引張応力が作用するが、V字溝11の谷部13に入り込んで硬化した楔部27においては、この引張応力が分散されて接着剤23の弾性により吸収される。また、接着剤23が接着面9から剥離しても、楔部27がV字溝11に係合していることにより、光学レンズ5の脱落が防止される。
請求項(抜粋):
光学レンズが収納・接着されるレンズ室を有するレンズ保持部材であって、該レンズ室には前記光学レンズの外周面に対峙する接着面に接着剤の流入に供される凹部が形成されたことを特徴とするレンズ保持部材。

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