特許
J-GLOBAL ID:200903059056480501

軸受の密封装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-030686
公開番号(公開出願番号):特開平8-226448
出願日: 1995年02月20日
公開日(公表日): 1996年09月03日
要約:
【要約】【目的】 グリース漏れを略完全に防止できる軸受の密封装置を提供する【構成】 内輪2に接する弾性リップ13は、内側リップ16と中間リップ17と外側リップ18を備えている。内側リップ16は、テーパー先端部20を有する。テーパー先端部20は、内輪2の外周面2Aに対向して狭路21を形成する対向面22と、掬面23とを有する。中間リップ17と外側リップ18は、軸方向に対して直角方向に延びている。【効果】 外周面2Aを軸方向に移動するグリースは、掬面23に沿って移動させられて外輪1に向かって誘導される。中間リップ17と外側リップ18は遠心力によって撓みにくいから、回転中もシール性能が低下せず常にグリースの漏れを防ぐことができる。
請求項(抜粋):
外輪が回転する軸受の外輪と内輪の間に配置されて、外輪と内輪の間の空間を密封するようになっていると共に、外輪に固着されていて外輪と一緒に回転する軸受の密封装置において、上記内輪は、軸方向の端に位置する軸端凸部と、この軸端凸部の軸方向内側に隣接する凹部と、この凹部の軸方向内側に隣接し、上記軸端凸部よりも大径の肩部とを有しており、上記内輪に摺接される弾性リップは、上記内輪の大径の肩部の外周面に対向して上記外周面との間に空気が容易に通過できるが油が容易に通過できない狭路を形成する対向面と、上記対向面に対して所定の掬い上げ角度をなす掬面とを有するテーパー先端部を有する内側リップと、上記内側リップの軸方向外方の隣りに位置しており、自由端の径が上記内輪の軸端凸部よりも大きくて上記内輪の大径肩部よりも小さく、軸方向に対して直角方向に延びており、上記大径肩部の軸方向端面に摺接する中間リップと、上記中間リップの軸方向外方の隣りに位置しており、軸方向に対して直角方向に延びており、上記軸端凸部の軸方向内方の側面に摺接する外側リップとを備えていることを特徴とする軸受の密封装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平4-019423
  • 特開平4-019423
  • 特開平4-019423

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