特許
J-GLOBAL ID:200903059056903518
能動騒音消去装置及び複数の能動騒音消去装置の安定動作方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
松本 昂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-083309
公開番号(公開出願番号):特開平6-295189
出願日: 1993年04月09日
公開日(公表日): 1994年10月21日
要約:
【要約】【目的】本発明は機器に複数組み込まれた能動騒音消去装置の相互に回り込み、かつ騒音を消去するための適正動作を妨げる音の影響を取り除くことによって、機器の騒音発生源から出力される騒音を消去することができる能動騒音消去装置及び複数の能動騒音消去装置の安定動作方法を提供することを目的とする。【構成】騒音発生源2から発生する騒音を消去する能動騒音消去装置を複数近接した状態で動作させる場合に、自己の誤差検出手段11aに入射される他の複数の能動騒音消去装置の発音手段10bから発せられた音を電気信号に変換したと同等の信号を、自己の模擬フィルタ25bから出力するようにし、自己の模擬フィルタ25bの出力信号を自己の誤差検出手段11aで得られる信号から減算し、この減算結果の信号をフィルタ係数を最適化とするための信号として自己の適応フィルタ9aへ供給するように構成する。
請求項(抜粋):
両端に開口部(3,4) を有する筐体(1) 内に設けられた騒音発生源(2) から発生する騒音を除去する能動騒音消去装置において、前記騒音発生源(2) の両側に設けられ、該騒音発生源(2) から発生する騒音を検出して電気信号に変換する第1及び第2騒音検出手段(5a,5b) と、前記筐体(1) の両端付近に固定された第1及び第2発音手段(10a,10b) と、該第1及び第2発音手段(10a,10b) の音発生側に設けられ、音を検出して電気信号に変換する第1及び第2誤差検出手段(11a,11b) と、該第1騒音検出手段(5a)で得られる信号を、該第1発音手段(10a) がその音発生側に存在する騒音波形と同振幅で逆位相の音を発生できる信号に処理して該第1発音手段(10a) へ出力する第1適応フィルタ(9a)と、該第2騒音検出手段(5b)で得られる信号を、該第2発音手段(10b) がその音発生側に存在する騒音波形と同振幅で逆位相の音を発生できる信号に処理して該第2発音手段(10b) へ出力する第2適応フィルタ(9b)と、該第1適応フィルタ(9a)の出力信号を処理し、該第1発音手段(10a) の発生音の内、該第2誤差検出手段(11b) に入射される音を電気信号に変換したと同等の信号を生成する第1フィルタ(25a) と、該第2適応フィルタ(9b)の出力信号を処理し、該第2発音手段(10b) の発生音の内、該第1誤差検出手段(11a) に入射される音を電気信号に変換したと同等の信号を生成する第2フィルタ(25b) と、該第1誤差検出手段(11a) で得られる信号から該第2フィルタ(25b) の出力信号を減算し、この減算により得られる信号をフィルタ係数を可変する信号として該第1適応フィルタ(9a)へ出力する第1減算器(13a) と、該第2誤差検出手段(11b) で得られる信号から該第1フィルタ(25a) の出力信号を減算し、この減算により得られる信号をフィルタ係数を可変する信号として該第2適応フィルタ(9b)へ出力する第2減算器(13b) とを具備して構成されることを特徴とする能動騒音消去装置。
IPC (3件):
G10K 11/16
, G05B 11/36 507
, G01H 3/00
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