特許
J-GLOBAL ID:200903059057963964

アルミニウムスクラップの精製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小倉 亘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-088483
公開番号(公開出願番号):特開平6-299265
出願日: 1993年04月15日
公開日(公表日): 1994年10月25日
要約:
【要約】【目的】 偏析凝固を利用してアルミニウムスクラップの溶湯から、目標組成をもつアルミニウム材料を精製する。【構成】 金属間化合物が初晶として晶出する組成をもつアルミニウムスクラップの溶湯Mをルツボ10等の容器に装入する。溶湯Mは、アルミニウムの融点以上の温度に保持された状態で、底部や側壁に設けた冷却体20で冷却され凝固体Sとなる。このとき、溶湯Mが撹拌子30で撹拌されているので、溶湯Mと凝固体Sとの間の凝固界面に晶出した不純物元素を含む金属間化合物Iは、凝固界面から分離される。凝固体Sは精製アルミニウムとして、残湯はアルミニウム合金として使用される。【効果】 撹拌強度や凝固速度を調整することにより、凝固体S及び残湯の不純物濃度が制御されるため、目標組成が異なる2種類のアルミニウム材料が一度の精製工程で得られる。金属間化合物Iも、取扱い如何によってアルミニウム合金材料として使用することができる。
請求項(抜粋):
金属間化合物が初晶として晶出する組成をもつアルミニウムスクラップの溶湯を底部に冷却体が設けられた容器に収容し、前記溶湯をアルミニウムの融点以上に保持し、撹拌子で撹拌しながら前記冷却体で前記溶湯を冷却することによって純度が前記溶湯より高いアルミニウムを固体として成長させ、且つ該凝固体の近傍で晶出するAl-Si-Fe-Mn系金属間化合物を前記撹拌子の撹拌作用で前記溶湯中に浮上拡散させることを特徴とするアルミニウムスクラップの精製方法。
IPC (4件):
C22B 21/06 ,  C22B 7/00 ,  C22B 9/00 ,  C22C 1/02

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