特許
J-GLOBAL ID:200903059074307132
フコシルトランスフェラーゼ遺伝子およびその使用
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
清水 初志 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-500522
公開番号(公開出願番号):特表平11-512921
出願日: 1996年05月08日
公開日(公表日): 1999年11月09日
要約:
【要約】開示される対象は、α(1,3)フコシルトランスフェラーゼをコードする精製されたDNA、およびこのようなDNAが発現する組換え蛋白質である。この組換えフコシルトランスフェラーゼ・ペプチドは、敗血症または敗血症ショックといった有害な免疫反応などの疾患の治療に有用な治療薬を産生することを目的として、蛋白質をフコシル化するために用いられる。
請求項(抜粋):
1.図3に示したアミノ酸配列(配列番号:2)と実質的に同一なアミノ酸配列を含む、実質的に純粋なα(1,3)フコシルトランスフェラーゼ。2.図3に示したアミノ酸配列(配列番号:2)と実質的に同一なアミノ酸配列を含む、α(1,3)フコシルトランスフェラーゼの断片または類似体。3.ポリペプチドが哺乳動物に由来する、請求項1記載のポリペプチド。4.細胞が哺乳動物またはヒトに由来する、請求項3記載のポリペプチド。5.哺乳類細胞が32D c13である、請求項4記載のポリペプチド。6.図3に示したヌクレオチド配列(配列番号:1)と実質的に同一な配列を有する、実質的に純粋なDNA。7.DNAがcDNAである、請求項6記載のDNA。8.請求項6記載のDNAを含むベクター。9.ベクターがベクター含有細胞において該DNAがコードする蛋白質の発現を指向する能力を持つ、請求項8記載のベクターを含む細胞。10.請求項6記載のDNAを含む細胞。11.細胞が真核細胞である、請求項10記載の細胞。12.細胞が32D c13、またはヒト細胞系293である、請求項11記載の細胞。13.ポリペプチドをインビボでフコシル化する方法であって、 (a)請求項10記載の細胞の提供、および (b)該DNAが発現し、該発現によって該ポリペプチドのフコシル化がもたらされる条件下における、該形質転換された細胞の培養を含む方法。14.細胞がヒトまたはマウスの細胞である、請求項13記載の方法。15.細胞がヒト細胞系293または32D c13である、請求項14記載の方法。16.細胞が第2のフコシルトランスフェラーゼ遺伝子を含む、請求項13記載の方法。17.第2のフコシルトランスフェラーゼ遺伝子が、図6Bに示されたアミノ酸配列(配列番号:4)と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする、図6Aに示されたヌクレオチド配列(配列番号:3)と実質的に同一である、請求項16記載の方法。18.ポリペプチドが抗体またはAGP-抗体融合蛋白質である、請求項13記載の方法。19.請求項6記載のDNAを発現している細胞を用いてフコシル化された組換えポリペプチド。20.フコシル化されたポリペプチドが抗体またはAGP-抗体融合蛋白質である、請求項19記載のポリペプチド。21.ポリペプチドが、第2のフコシルトランスフェラーゼを用いてさらにフコシル化される、請求項19記載のポリペプチド。22.第2のフコシルトランスフェラーゼが、図6Bに示されたアミノ酸配列(配列番号:4)を含むポリペプチドと実質的に同一である、請求項21記載のポリペプチド。23.図3に示した配列(配列番号:2)と実質的に同一なアミノ酸配列を有するフコシルトランスフェラーゼを用いて、インビトロでフコシル化されたポリペプチド。24.ポリペプチドが、第2のフコシルトランスフェラーゼを用いてさらにフコシル化される、請求項23記載のポリペプチド。25.第2のフコシルトランスフェラーゼが、図6Bに示した配列(配列番号:4)と実質的に同一なアミノ酸配列を含む、請求項24記載のポリペプチド。26.フコシル化された蛋白質がAGP-抗体融合蛋白質である、請求項23記載のポリペプチド。27.ポリペプチドが、有害な免疫反応から哺乳動物を保護する能力を持つ、請求項19または請求項23記載の実質的に純粋なポリペプチド。28.有害な免疫反応が敗血性ショックまたは敗血症である、請求項27記載の蛋白質。29.少なくとも2種類の組換えフコシルトランスフェラーゼを含む細胞であって、該フコシルトランスフェラーゼの1つが図3に示したアミノ酸配列(配列番号:2)と実質的に同一であり、該フコシルトランスフェラーゼのもう1つが 図6Bに示したアミノ酸配列(配列番号:4)と実質的に同一である細胞。30.ポリペプチドをインビトロでフコシル化する方法であって、 (a)請求項1記載のα(1,3)フコシルトランスフェラーゼの提供、および (b)該ポリペプチドのフコシル化に十分な条件下における、該ポリペプチドと該フコシルトランスフェラーゼとの接触を含む方法。
IPC (5件):
C12N 15/09 ZNA
, C07K 19/00
, C12N 5/10
, C12N 9/10
, C12P 21/02
FI (5件):
C12N 15/00 ZNA A
, C07K 19/00
, C12N 9/10
, C12P 21/02 Z
, C12N 5/00 B
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