特許
J-GLOBAL ID:200903059075760329

スピン分極電子を利用してデータを記憶するための方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-511065
公開番号(公開出願番号):特表平10-506494
出願日: 1995年09月21日
公開日(公表日): 1998年06月23日
要約:
【要約】データ記憶装置は、基板と、この基板上のデータ記憶層と、スピン分極電子源とを有している。データ記憶層は、磁性材料の一定数の原子層を含み、この原子層は、データ記憶層に対して、データ記憶層に垂直な磁気異方性を与える。データ磁界がデータ記憶層中に形成される。データ磁界は、第1のデータ値に相当する第1の方向か、第2のデータ値に相当する第2の方向の何れかに分極されている。データを、データ記憶層中に記憶させるためには、第1および第2のデータ値の一方に相当する分極方向を有する電子磁界を持ったスピン分極電子であって、その材料の磁気モーメントを形成するデータ記憶層中の不対電子に特有の波長を有する電子を供給し、このスピン分極電子をデータ磁界に向けることによって電子磁界の分極方向をデータ磁界に与える。データを、データ記憶層から読みだすには、第2の波長のスピン分極電子をデータ磁界に向け、このデータ磁界によるスピン分極電子の偏向または引きつけを検出する。別の実施例では、磁気媒体が2次電子を生成するようにスピン分極電子をデータ磁界の方向に向け、この2次電子のある特性を検出することによって、データを、データ記憶層から読みだす。
請求項(抜粋):
磁性材料を含む部材と、 電子のビームを発生する手段であって、該電子ビームは第1および第2の方向の一方に共通の磁気分極を有し、前記ビームは前記部材の複数の部分の一個に向けられるものと、 アドレス信号に応答して、前記ビームを前記部材の該アドレス信号に相当する部分に向け、さらに電子ビームの波長を前記部材の前記部分が該電子ビームの磁気分極に相当する磁気分極を担うように制御するための手段と、および 前記アドレス信号に応答して、前記部材の前記アドレス信号に相当する一部分の分極を、該部分に前記ビームを向けることによって検出するための手段、を含むことを特徴とする、データ記憶装置。
IPC (2件):
G11B 9/10 ,  G11B 7/00
FI (2件):
G11B 9/10 Z ,  G11B 7/00 Q
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭61-237244
審査官引用 (1件)
  • 特開昭61-237244

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