特許
J-GLOBAL ID:200903059080013027

強度-延性バランスおよび皮膜特性の優れた高強度合金化溶融亜鉛めつき鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 苫米地 正敏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-295186
公開番号(公開出願番号):特開平5-106007
出願日: 1991年10月15日
公開日(公表日): 1993年04月27日
要約:
【要約】【目的】 主に自動車用素材として用いられる、引張強度が50〜70kg/mm2で強度-延性バランスに優れ、しかも優れた皮膜特性を兼ね備えた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供することにある。【構成】複合組織化を目的としたSi-Mn-Cr系の基本成分に組織細粒化を目的としてVを適量添加した成分の鋼を、所定のスラブ加熱温度および巻取温度で熱延した後、必要に応じて冷延し、次いでCGLにおいて所定の温度で焼鈍した後めっきし、誘導加熱方式の合金化炉において炉出側板温が450〜550°Cとなるよう合金化加熱処理を行い、合金化完了後300°C以下の温度までを10°C/sec以上の冷却速度で冷却する。
請求項(抜粋):
C:0.08〜0.14wt%、Si:0.15〜0.35wt%、Mn:1.50〜2.00wt%、P:0.05wt%以下、S:0.02wt%以下、Sol.Al:0.03〜0.06wt%、N:0.0070wt%以下、Cr:0.15〜0.25wt%、V:0.050〜0.100wt%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する鋼を、熱延スラブ加熱温度:1170°C以下、熱延巻取温度:600°C以下の条件で熱間圧延し、必要に応じて冷間圧延した後、連続溶融亜鉛めっきラインにおいて、Ac1変態点以上、Ac3変態点以下の温度で焼鈍した後めっきし、次いで、誘導加熱方式の合金化炉において炉出側板温が450〜550°Cとなるよう合金化加熱処理を行い、表層の溶融亜鉛層が消滅後、300°C以下の温度までを10°C/sec以上の冷却速度で冷却することを特徴とする強度-延性バランスおよび皮膜特性に優れた高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
IPC (7件):
C23C 2/28 ,  C21D 8/02 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00 ,  C22C 38/24 ,  C23C 2/40

前のページに戻る